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カニを捕らえたキアシシギ

横須賀の北部、平潟湾に来ました。横浜と隣接する場所です。ここのところ高温が続いています。干潮が午後なので昼食を済ませてから出かけました。今季まだ見ていないメダイチドリがいるといいのですが。

決してきれいなところには見えないものの貝は採れるらしく多くなないもののしゃがみ込んで熱心に掘り返している人たちがいます。

人がいると鳥はいないだろうと思いながらも近づくと、人の密度が少ないところに鳥はいました。横須賀の海岸で見るよりも人なれしているようです。

干上がった砂地の上には巻貝が転がっています。カニもたくさんいるようで歩き回っている鳥の目当てなのでしょう。シギはカニ捕りの名手です。

チュウシャクシギ

前回はなんとかクロサギを撮ることができましたが不本意な出来具合でした。きょうは仕事も一段落して次の仕事を始めるまでに数時間あります。それにこの時間帯は潮がちょうど引くときです。昼食をとって長瀬に直行します。

海岸に着いた時は思った以上に潮が退いていました。いつもは海の水が満ちていて渡れない消波堤と海岸との間が陸続きになっています。平日なので人影は少ないですがないわけではありません。鳥が出てこなくなるほどではなさそうです。

でも、見たところ鳥の姿はほとんどありません。遠くに顔見知りのカメラマンがいて、何かをうかがっているようです。鳥が飛ぶのが見えました。クロサギはいませんが撮れるものを撮るつもりです。

消波堤まで行ってテトラポッドの上にのぼり、様子をうかがいます。この位置からだと動かなければ撮りに警戒されなさそうです。近くの岩の上にチュウシャクシギがいました。岩場から岩場へと移っていきます。何か咥えて繰り返し岩にたたきつけました。シギはカニを捕る名人です。

チュウシャクシギ

今年は鳥がいない、と多くの方がこぼしています。わたしも同様ですが、今でもよく見るのはコチドリこのチュウシャクシギです。毘沙門にはたくさんのチュウシャクシギがいました。ほかのシギ・チドリもいるのですが、飛び立ってしまい特定できませんでした。

チュウシャクシギとキョウジョシギ

仕事を少し早く終わることができたので外の様子を見に行きました。ツマキチョウを確認に行こうと思ったのですが、先日見たブログにクロサギの写真が出ていたので長瀬に寄りました。

クロサギを見ることはできましたが写すことはできず、ちょっと落ち込みました。でも、岩場にチュウシャクシギを見つけることができ、撮っている間にキョウジョシギまであらわれたので少しは回復しました。クロサギは次回の楽しみにします。

キョウジョシギ

チュウシャクシギを撮っているときに同じ岩場の反対側の端をせわしなく動き回っている小さな鳥が見えました。はじめはセキレイかと思いましたが、位置を変えたときにキョウジョシギだとわかりました。

チュウシャクシギは2羽確認できましたがキョウジョシギはこの1羽だけでした。

タシギ

タシギ

ここのところ風邪を引き込んでいたので撮影に出られない日が続いていました。

今日もダメかと思っていましたが、朝起きたときすっきりしています。目覚めがすっきりしていたのと同時に陽光が気持ちよく差し込んでいます。

こんな日に家に閉じこもってはいられません。

轡堰の様子を見た後にすかなごっその裏手の川間川の周りを見てみました。遠目でしたが川の中にえさをついばむ数羽のシギが見えました。両岸が高いので川の中が暗くどうしても逆光気味になってしまいます。

そのうちに光のいい時に撮れるかもしれませんが、とりあえずそれたものを掲載します。タシギだと思います。

メダイチドリとキアシシギ

干潮は9:30くらいでしたが、それから4時間近くが過ぎて干潟は水に隠れわずかな部分が残されました。そこに集ったのは7羽のメダイチドリと2羽のキアシシギでした。

鳥は飛べるので大したことではないはずです。わたしも緊迫した様子は見とれませんでした。でも、すこしあとにメダイチドリが一斉に飛び立ちました。2羽のキアシシギだけが残りました。上を見るとトビが旋回していましたが、そのためかどうかは判然としません。

イソシギ

イソシギはその名の通り岩場で見かけることが多いのですが、餌さえあれば干潟でも構わないようです。

平潟湾の横須賀側は埋め立てられた工業用地なので海に面した道路からは干潟を見下ろす形になります。そのため、かなり近いところからシギ・チドリを観察することができます。

近ければ細かいところまで見ることができ、イソシギの体の表面はとてもきれいな羽でおおわれていることがわかります。

トウネン

野比海岸でもウミネコの集団が遠くの消波ブロックの上に見えるだけで鳥影はないように見えました。国立病院の下の浜に降りて千駄ヶ崎方面に歩いてみましたが寂しい浜が広がるばかりです。

右手に海を、左手には浜の高みを見て水際を歩きました。

浜の高みには打ち上げられて乾いた海藻が帯状に連なっています。砂だけしかない部分がかなり広くありました。

行きには右手の海の方しか見ていなかったのですが、何もいないと思って戻ろうと振り返って少し進むと、何もいないと思っていた乾いた海藻の帯のところから2羽のシギが飛ぶのが見えました。白い腹部がきれいでした。

遠くには飛ばずに近くに降り立ったのでそっと近づいて撮ることができました。

ヘラシギはくちばしを見ればわかります。ミユビシギとトウネンは大きさが違うのでその場で比べればわかるはずです。

何枚かを撮ることができました。大きさではわからないので足の指の写っているものを探しました。指が4本あります。トウネンのようです。

ヘラシギ

北下浦漁港そば。曇り空、海藻の打ち上げられた浜辺をよく見ると小さな鳥がちょこまか動き回っています。

暗いので速いシャッターを切れませんでした。撮った画像を後から見るとぶれまくっています。そんな中に時たまはっきり撮れているように見えるものも少しはあります。そんなとき、もっとたくさん撮っておくべきだったと思います。

シギの存在に気が付いてまだ1年なので見た目が似ていると区別がつきません。いろいろな角度からはっきりした画像があれば特定しやすいのですが、シギ・チドリの類の落ち着きがないことには難儀します。

くちばしの先端が広がっているのでヘラシギだと思います。何羽か似たもの混ざっている感じなのでミユビシギとかトウネンもいそうですが、はっきり撮れていません。

 

キョウジョシギ

久々に涼しい朝を迎えました。薄曇りですが台風が来る前にと近くの海を見に行きました。

北下浦漁港は人工の堤防で囲われているので波もあまりたっていません。砂浜には打ち上げられた海藻が堆積しています。何もいないようですがじっと見ていると、その間をちょろちょろ動き回る影がありました。鳥がいます。

何種類かのシギ・チドリの仲間がいるようです。経験不足ではっきりとは識別できません。わかりやすかったのはキョウジョシギでした。

堆積した海藻を押しのけて出てくる小動物を餌にしているようです。動きを止めると背景に溶け込んで姿を見失ってしまいます。