月別アーカイブ: 2021年8月

花火

恒例の黒船祭りと花火大会はコロナのために中止されましたが、違う日に小規模な花火の打ち上げがありました。いつもとは違う場所での打ち上げだったのでよく見えました。

キマダラヒカゲ

展望台に上っていく分かれ道に少し入っていくとコナラの木が生えている林になっています。人の歩く道になってしまったために根が表面に現れてしまっているところがありました。そこにはじめはルリタテハがいました。近づくとルリタテハは飛んでしまい、でもキマダラヒカゲが何頭もそこに取り付き逃げそうもありません。根のところでも甘い樹液が出ているのでしょう。

ツルニンジン

スズメウリを教えてくれた方が「ツルニンジンの花がある」とも教えてくれてその場所まで案内していただきました。下向きに咲いた袋状の外見は白い花ですが、袋の内側には紫がかった黒褐色の模様がありとても上品な印象を受けました。

スズメウリ

写真を撮っている人がいました。訊いてみると「スズメウリの花」と教えてくれました。初めて見ました。実になるのが楽しみです。

近くの葉が見事な透かし絵のようになっていました。ウリ科の植物なので探してみるとクロウリハムシの仕業だと分かりました。

ルリモンハナバチ

きょうも衣笠山公園です。目的はジャコウアゲハの幼虫です。でも、ウマノスズクサはあることはあったのですが卵のついているものがあっただけで幼虫はいませんでした。

そのかわりとは言えませんがすぐ近くにルリモンハナバチ:ブルービーが現れました。ツルボの群落が満開だったのですが、ツルボには目もくれず小さな花から花へと飛び移ります。

ジャコウアゲハ幼虫

そうこうしているうちに予報より少し早く雨が降ってきました。本降りではありませんが傘を差しました。例のごとく幼虫は見つかりません。前回いた場所を見てもわかりません。ウマノスズクサを頼りに目を凝らすとかじられた葉が目につきました。よく見ると影に見える黒い部分が幼虫です。

見つかったのは1頭だけでした。でも、視線がそこに行ったとしても背景に紛れて認識されない場合も多いのでしょう。あるいはもう蛹になるために離れたところに行ってしまっているのかもしれません。今度はさなぎを見つけるのが目標です。

ツリガネニンジン

今でもすぐに降り始めそうという空模様なのに衣笠山公園です。駐車場が開くのは8:30だし、雨が降り始めるのは9:00頃という予報。でも、前回に見たのは12日なのでもう4日も間が空いているのです。

もちろんジャコウアゲハの幼虫がどうなっているのか気になっています。でも、見えるものは見るし、撮れるものは撮ります。
ジャコウアゲハのいる場所の手前に上品な薄紫の花が目立ちました。ツリガネニンジンです。

クロマダラソテツシジミ

オオキンカメムシの見られる道をそのまま進み突き当りまで行ったところでアオツヅラフジを確認しました。あらためてウマノスズクサとの違いを確認するためです。

近くでシジミチョウを見かけました。尾状突起の近辺に赤い模様が見えます。ツバメシジミかと思いましたが違います。ウラナミシジミでもないし、それなら少し前に初めて見たクロマダラソテツシジミでしょうか?まだ、しっかり特徴をつかめていないようです。

帰ってから確認するとクロマダラソテツシジミでした。前回の個体よりも尾状突起がはっきりと撮れました。この場所は前回の場所とは一山違うところなのですが近いといえば近くです。周囲にソテツがあるようには見えませんでした。

オオキンカメムシ幼虫

ウマノスズクサの確証を持てる者はありませんでしたがその道の奥には以前にオオキンカメムシが確実にみられる場所がありました。そのアブラギリの木は前年の台風で倒れてしまったのですが場所は悪いのですが他のアブラギリがないわけではないので見ることはできます。

近づいていくと舗装の上に枯葉の間にちらほらと脱皮殻が見えました。上を眺めると遠目ながら幼虫が見えました。実が密集しているところにも見えます。もう少し近い場所でも見たいところです。

アオドウガネ

ホタルの里に来ました。池の奥の道を登って行くと平らになったところにウマノスズクサに見える植物があるからです。

車を止めて降りるとそこにアオドウガネがいつもいるところがあります。
きょうは虫の姿が少ないようですがアオドウガネはいました。

ツマグロヒョウモン♂

ほかの場所に移動してウマノスズクサを確認しようと思いました。でも、その前にツルボの群落を見ていこうと上の公園に行ってみました。

昨年のツルボがあった群落の場所は丈の高い草が生い茂り、見る影もありませんでした。でも、ツマグロヒョウモンの雄が目の前を横切って止まりました。

ジャコウアゲハ幼虫

思っていた場所にいるはずの幼虫はすぐには見つかりませんでした。
まったくいなくなってしまったように見えました。風雨に流されてしまったのかという思いがよぎります。
色々な角度から探し回って小さい個体が葉の裏にいるのを見つけました。でも、前回のものはもっと大きくなっているはずです。探すと噛られた末の小さくなった葉に大きくなった幼虫が1頭だけ見つかりました。
前回にいた3頭のうちの1頭がこれなのでしょうか。また、ふ化したばかりの小さな5頭のうちの1頭がはじめに見つかったものなのでしょうか。あるいはもう、蛹になるためにどこかに移動したのでしょうか。

この場所を見つけたのは今年の大きな収穫です。ほかにもウマノスズクサを見つけたいのですがいまのところわかりません。

アオバハゴロモ

2日の間をあけて衣笠山公園を訪れます。頻繁に来るのはジャコウアゲハの幼虫がいるからです。とは言え、ほかのものも対象にしないわけではありません。駐車場からの上り坂の終わり近くの下の公園への出入り口付近で道路わきにある朽ちた木の株にアオバハゴロモがいました。口吻を突き立てているように見えますが朽ちた木からも樹液を吸えるのでしょうか。

背景が空間なのでアオバハゴロモがくっきりと浮かび上がりました。

ジャコウアゲハ幼虫

雨は降らないようなので衣笠山公園の開園時に確認に行きたいと思いました。
空模様は少しあぶないですが今日を逃すと観察の間が空いてしまいます。
駐車場に車を止めてとり合えずウマノスズクサの場所を目ざしました。
その場所、に幼虫の姿は見えません。葉を裏返して何回も確かめましたが、いません。風雨に耐えられなかった?いや、そんなに柔ではないはずです。周囲を探すと1枚の葉が残り、かなり噛られて幼虫の姿が丸見えになっている葉がありました。大きくなった幼虫が2頭着いています。
土から直接に葉が出ているような感じでした。
探すと近くの小さな株に初日に見たときのような小さな幼虫が見えました。しかも5頭います。本当に幼虫なのか?と思いましたが幼虫でした。謎です。そこからふ化したと思われる卵の殻が見えています。

ルリモンハナバチ

2日前にこの場所に来た時にはルリモンハナバチはいたものの、高速で動いていたので姿を追うのでいっぱいいっぱいでした。昼近くの時間帯だったので日が照り付け、高温だったためなのでしょうか。

前回とは打って変わって今日は動きが緩慢でした。しっかりとアレチハナガサにとまり、静止した状態で撮ることができました。

ゴマダラチョウ

甲虫や蝶を見ていると、コミスジに似ていますが明らかに違う蝶が来ました。大きく、模様が鮮かです。裏面の模様はコミスジのように明かるい茶色ではなく表面と同じ感じです。ミスジチョウかとも思いましたがゴマダラチョウです。
ここ数年、ゴマダラチョウは確認できていませんでした。アカボシゴマダラに駆逐されてはおらず生き残っていたのは朗報です。