シジミチョウ科」カテゴリーアーカイブ

ルリシジミ

ルリシジミによく似ているシジミチョウにヤマトシジミがいます。慣れないと区別が難しいのですが生態でも見分けることができます。ヤマトシジミはカタバミを食草としているので成虫でもその黄色い花が好きなようです。足元のカタバミの周りにいるのはヤマトシジミです。

ルリシジミは花ではなく木や葉に留まったりします。石にも留まります。石の上に鳥の糞の白い跡があったりしますが栄養分を摂取していると思われます。

外見ではヤマトシジミはやや暗く、ルリシジミは明るい印象です。上の2枚の写真は両方ともルリシジミの同じ個体です。下の画像では口吻がシダの表面に伸びています。表面の水分でも吸っているのかもしれません。羽を開けばルリシジミの内側の色は明るい空色であることがわかります。残念ながら今回は開いた時の場面は撮ることができませんでした。

クロマダラソテツシジミ

オオキンカメムシの見られる道をそのまま進み突き当りまで行ったところでアオツヅラフジを確認しました。あらためてウマノスズクサとの違いを確認するためです。

近くでシジミチョウを見かけました。尾状突起の近辺に赤い模様が見えます。ツバメシジミかと思いましたが違います。ウラナミシジミでもないし、それなら少し前に初めて見たクロマダラソテツシジミでしょうか?まだ、しっかり特徴をつかめていないようです。

帰ってから確認するとクロマダラソテツシジミでした。前回の個体よりも尾状突起がはっきりと撮れました。この場所は前回の場所とは一山違うところなのですが近いといえば近くです。周囲にソテツがあるようには見えませんでした。

クロマダラソテツシジミ

クロマダラソテツシジミ
舗装道路の上のクロマダラソテツシジミ

澤山池に行きました。いつものコースから外れて歩いてみました。シャガの花はもう咲いていませんでした。アスファルトの道の南国の風景の中を進んだ時、クズの花に蝶がいるのがわかりました。色合いから言ってウラナミシジミだと思いました。撮ろうとすると逃げてしまい、クズの葉の上にとまりました。

何とか撮ってふと足元を見るとコンクリート敷きの道の上にとまっています。こんな場所にウラナミシジミがとまったのを見たことがありません。違和感を持ちました。よく見ればウラナミシジミの波模様ではありません。

帰ってから調べるとすぐにわかりました。初めて見る蝶だと嬉しかったのですが、調べると駆除の方法などがでてきます。園芸植物などを食害するようです。温暖化により生息域を広げたようでした。

参考に過去のウラナミシジミの画像を掲載します。上部の検索窓でウラナミシジミと入れればたくさん出てくると思います。

ウラナミシジミ

ルリシジミ

澤山池ではアメリカザリガニが駆除されています。本来の生態系がかく乱されるという理由からです。
もともと人間の都合で持ち込まれたものなのでそんな扱いを受けるのは釈然としませんがどうしたらいいのかもわかりません。

打ち捨てられた亡骸にルリシジミがとまっています。写真としては色が入って引き立ちますがどう解釈されるでしょうか。

ムラサキツバメ

このあたりでムラサキツバメを見かけることはあまりありませんでした。街中では食草であるマテバシイが街路樹として使用されているのでよく見かけます。割と翅を開いてくれることがあり、深い紫色を見せてくれるのですが今回は開くところは撮れませんでした。

ルリシジミ

ルリシジミ

澤山池は久しぶりに訪れました。そろそろ虫が現れる頃です。

澤山池ではルリシジミが群になっているのをよく見かけます。植物の葉の上にいることもありますが、水田の畔や、川岸の湿ったところにいるのをよく見かけます。ミネラル分を補給しているのかもしれません。
翅を開くと鮮やかな水色なのですがなかなか開いてくれません。もちろん飛ぶときには開くのですが飛んでいる蝶を撮るのはけっこう難しくてなかなかうまくいきません。

カタバミにヤマトシジミ

衣笠山公園で時間を過ごし、しょうぶ園に戻りました。園内には1時間の滞在でベンチには座ってはいけないというような表示がありました。

鳥の姿は見当たりません。園内の人影もないことはありませんがまばらです。円を周回する道を選んで大回りしました。

気温は低いものの虫もいないわけではありません。斜面のカタバミは陽だまりのようでヤマトシジミの雄が蜜を吸っていました。画面だけ見れば春先のようです。

ヤマトシジミ

ここのところ月に数度しか撮影に出られていません。長雨だったり、暑すぎたり、忙しすぎたり。久しぶりに大田和に行くことができました。

まず、澤山池への入り口付近でアレチハナガサにとまるヤマトシジミです。なんでもいいから撮りたいものがいたら撮る感じです。

ツバメシジミ

イネ科の植物の穂の先にとまっていたツバメシジミ。チャームポイントは尾部近くのオレンジの模様とその後ろの尾状突起だと思います。この個体は尾状突起は残っていますが、後面になって見えない部分の翅が大きく損傷して翅脈のみ残ってかろうじて残った状態でした。