月別アーカイブ: 2018年9月

ヤマガラ

きょうは朝方雨が降っていて、一日降り込められるのかと思っていたら少しして日が差してきてびっくりしました。びっくりしながらもまた水辺公園に行きました。警報も出ている中、公園に来る人もいないだろうと思いましたが、けっこうたくさんの方が来ているのに驚きました。昨日とは違うカメラマンも来ています。

きょうはヤマガラがけっこう地面に降りてきます。昨日の雨でエゴノキの実がずいぶん落ちたようです。咥えたところも撮るには撮れたのですがぶれてしまったので残念ながら「エゴの実が落ちている地表に降り立ったヤマガラの図」となりました。

ヤマガラ

カメラマンたちが来ているのはヤマガラが目的です。

きょうは雨がちだから人があまり来ていないだろうとの目論見は外れでした。まあ、自分からしてきているわけなので他人も来て当たり前です。

野生の動物は人がいると逃げてしまいます。先に来ていたカメラマンはシャッターを切るたびにカシャカシャとシャッター音を盛大に響かせていました。また、あまり遠くをとれるレンズではないようでかなり近くで構えています。音を出したり、近づくのは逃げてくださいと言っているようなものなのですが慣れていない方のようでした。

それでもヤマガラがその場所に来るのはエゴノキの実が目的です。

ヤマガラの数が多くて逃げては戻りして来るので何枚かは撮れました。地表に落ちたエゴノキの実を拾いあげて枝の上でむしっては食べています。

キンモクセイ

昨夜が遅かったので朝も遅くなりました。まだ、昨日の疲れが残っているようです。

起き上がり、カーテンをそっと開けてみました。

ベランダの手すりには雨粒が光っています。やはりだめだったか・・と思いましたが、着替えてから外を見ると歩いている人は傘をさしていません。空は薄曇りです。

車で横付けできるところでないと降り始めたときに対応できません。水辺公園に行って見ることにしました。こんな時には誰もいないだろうと思っていましたが、カメラを持った先客がいました。

園内には何本かのキンモクセイの木があります。花の時期なのですがまだ咲き始めたばかりのためか香りは届いてきません。あるいは低温と雨が香りを消してしまったのかもしれません。

ムナグロ

コウノトリと出会った当日に出会ったので、影が薄くなってしまいましたがこちらも初見の鳥です。

もともと、ムナグロがいるというのを聞いて長井方面に来たのですが、生態もよくわからずに水路を探していました。シギ・チドリの仲間だから水辺だろうと思い込んでいたのです。

コウノトリを撮った後にいるという場所を目指してやはり水路を中心に見て進んでいました。そのとき鳥仲間が「あそこの畑にいるから」と具体的に教えたくれたのです。

行って見ると数人がカメラを構えています。レンズの先を見てもどこに鳥がいるのかよくわかりません。畑なので勝手に入り込むわけにもいかず、どうしても逆光になってしまうので余計見えにくいようです。

じっと見ているうちに逆光ながら耕したために掘り返された土くれにまぎれている数羽を見分けることができるようになりました。2羽のメダイチドリはわかりました。もう一羽黒っぽく見える斑点に覆われた鳥がいました。それがムナグロのようです。

メダイチドリは白い部分が目立つのですが、ムナグロは土くれの中に溶け込んでしまうように見え、一度目を離すと認識できなくなりました。何度かそういうことを繰り返したあとに数枚だけ撮れました。逆光のために写りはよくありません。

コウノトリ

私の中では久々の大物です。初めて見たこともあり、はっきりした白黒のカラーリング、赤みの強い脚、実際の大きさも1mを超えています。

轡堰の近くで会話中の鳥仲間と出会ったときにコウノトリの話を聞きました。どなたかが写真をブログにのせていたということです。会話に加わっているときにその本人が来ました。そうこうしているうちに別の方も自転車で乗り付けてきました。

「いませんね」とどなたかが言うと、「今、向こうからこちらに飛んだので追ってきた」と言います。「見ていませんか?」皆、色めき立ちました。

その気になって見まわしているうちに飛んできて電柱の上に降り立ちました。

よく見ると、足環をつけ、背中には発信機のアンテナのようなものが見えます。かなり人なれしているようで大人数で近づいて見上げて撮っていても飛び立ちませんでした。

トウネン

野比海岸でもウミネコの集団が遠くの消波ブロックの上に見えるだけで鳥影はないように見えました。国立病院の下の浜に降りて千駄ヶ崎方面に歩いてみましたが寂しい浜が広がるばかりです。

右手に海を、左手には浜の高みを見て水際を歩きました。

浜の高みには打ち上げられて乾いた海藻が帯状に連なっています。砂だけしかない部分がかなり広くありました。

行きには右手の海の方しか見ていなかったのですが、何もいないと思って戻ろうと振り返って少し進むと、何もいないと思っていた乾いた海藻の帯のところから2羽のシギが飛ぶのが見えました。白い腹部がきれいでした。

遠くには飛ばずに近くに降り立ったのでそっと近づいて撮ることができました。

ヘラシギはくちばしを見ればわかります。ミユビシギとトウネンは大きさが違うのでその場で比べればわかるはずです。

何枚かを撮ることができました。大きさではわからないので足の指の写っているものを探しました。指が4本あります。トウネンのようです。

ヘラシギ

北下浦漁港そば。曇り空、海藻の打ち上げられた浜辺をよく見ると小さな鳥がちょこまか動き回っています。

暗いので速いシャッターを切れませんでした。撮った画像を後から見るとぶれまくっています。そんな中に時たまはっきり撮れているように見えるものも少しはあります。そんなとき、もっとたくさん撮っておくべきだったと思います。

シギの存在に気が付いてまだ1年なので見た目が似ていると区別がつきません。いろいろな角度からはっきりした画像があれば特定しやすいのですが、シギ・チドリの類の落ち着きがないことには難儀します。

くちばしの先端が広がっているのでヘラシギだと思います。何羽か似たもの混ざっている感じなのでミユビシギとかトウネンもいそうですが、はっきり撮れていません。

 

キョウジョシギ

久々に涼しい朝を迎えました。薄曇りですが台風が来る前にと近くの海を見に行きました。

北下浦漁港は人工の堤防で囲われているので波もあまりたっていません。砂浜には打ち上げられた海藻が堆積しています。何もいないようですがじっと見ていると、その間をちょろちょろ動き回る影がありました。鳥がいます。

何種類かのシギ・チドリの仲間がいるようです。経験不足ではっきりとは識別できません。わかりやすかったのはキョウジョシギでした。

堆積した海藻を押しのけて出てくる小動物を餌にしているようです。動きを止めると背景に溶け込んで姿を見失ってしまいます。

 

メダイチドリ

上の画像はメダイチドリと判断しました。以前に見てきたものが橙色の胸をしていて、太くて黒い眼過線があったからです。でも、ガイドブックを読んでみたら、橙色は夏羽の時と出ています。

そろそろ冬羽のものも出てくる頃でしょうし、下の画像のものもメダイチドリとしていいような気がしてきました。すこし橙色も残っているようです。