月別アーカイブ: 2018年3月

カンムリカイツブリ夏羽

ここのところお出かけにはいい天気が続いています。

でも、わたしにとって出かけやすいだけではなくほかの方にとっても同じなので、いつもは込み合うはずもないところに人が出ていたりします。

いつもはどうということのない場所でも少し大きな桜の木があれば一気に晴れの場となります。

こどもを連れてお花見の人もいれば、小さなうちから自然に触れさせたいという趣旨での方も多いようです。そんなところに大きなカメラをもってうろつくのもはばかられます。

人が来ないようなところ、ということで思い浮かんだのがくりはまはなの国の裏側に当たる野比側です。海岸から近いので久里浜から海岸沿いの道に出ました。左手が海、右手には国立病院の施設などがあります。

海をちらっと見ると海面に鳥の群れが見えます。駐車できるところに置いてカメラを抱えてそこまで歩きます。海岸の砂の流出を防ぐために近年、少し沖合に陸地に並行に作られた消波堤の端あたりを遊弋しています。数えると11羽います。

双眼鏡で見ると頭部に羽毛がさかっだっており、明るい茶色がかっているようにも見えます。やや遠いために細部は見えません。カンムリカイツブリは全体が無彩色だという思い込みがあり、はじめはウミアイサかとも思いました。

少し近くに来たものを見て、カンムリカイツブリの夏羽ではないかと気が付きました。1月に撮った冬羽の記事はこちらです。

モモブトカミキリモドキ♂

ちょっと見はかなり立派な風情です。後ろ足の太さがすごいです。名前の由来が納得できます。

今年初めて見ましたが珍しい虫ではありません。最盛期には一つの花に数頭が必ずいるというくらいに過密になることもあります。この花はタンポポですが、花と比べるとかなり小さなことがわかります。

甲虫ですが飛んでいる様子は軽やかです。これも体が小さいところからくるものです。これからの季節、タンポポの花があったら見ればすぐに見つかるはずです。

見かけはそっくりだけどモモ太じゃない、というのがいたとしたら、それはトレーニング不足というわけではなく雌の個体です。メスはモモ太でなくても名前はモモブトカミキリモドキです。

イタドリハムシ

イタドリハムシという名前なのでイタドリの葉の上にいそうなものですが、今回はスイバの葉の上でした。わたしの経験ではすぐ近くにイタドリがあってもスイバの上にいる場合が多いように思えます。

イタドリハムシという名に覚えがないという方も多いと思いますが、虫のことをよく知らないとナナホシテントウと色合いが似ているのでチラ見をして思い違いをしている場合が多いのだと思います。

色合いは似ていますが、外見だけを見ても、触角の形も体形も違います。

ナナホシテントウ

まだ、虫の数は少ないものの姿を見ることができるようになってきました。

タンポポの花は咲いていますが最盛期には花冠ごとに何頭もの虫を見かけるのも珍しくはないのですが今はまだほとんど何も見えません。

でも、よく見るとところどころに虫の姿を見かけます。タンポポの葉の上にナナホシテントウがいました。

ナナホシテントウは肉食でアリマキを餌にしていることが多いのですが、アリマキの姿は見かけません。おなかをすかしているちょっとかわいそうな状態なのかもしれません。

コガタルリハムシ

スイバの葉の上に塊でいたコガタルリハムシ。

スイバやギシギシはコガタルリハムシの食草です。おなかの大きいメスに2頭のオスが交尾を試みているところに見えます。この写真ではわかりにくいのですが雌の腹部は通常の倍以上の厚みがあるように見えます。

桜咲き柳青める

今朝は久々に明るい光が差し込み、冷え込んでもいないので気持ちいい目覚めです。

澤山池に行くと先日の雨のためでしょう、水がたっぷりとありました。堤の桜が花開き、水の中の柳が柔らかい緑に萌えています。いよいよ春爛漫、という感じになってきました。

キンクロハジロ

だいぶ暖かくなったのでカモたちは北の国に旅立ってしまっただろうと思っていたのですが、少ないながらまだ池には数羽のキンクロハジロが残っていました。

キンクロハジロszは潜水ガモなのでこのときはたびたび潜って姿を隠すのですが、みているとオスが1羽とメスが3羽いることがすぐにわかりました。

羽ばたいたり落ち着かない様子なので旅立ちは近いはずです。

 

アカエリカイツブリ

予報ではきょう夕刻から4日ほど雨模様だそうです。しばらくでられない様子なので午前中、すこし日射しが出てきたところで久里浜海岸あたりを見に行きました。

海岸から沖を見ると鳥がいるようです。目を離すと視界から消えました。潜水する鳥です。見ていると姿を現すのでカイツブリの仲間に見えました。大きさからカンムリカイツブリにも見えましたが何となく様子が違います。

帰ってからよく見るとカンムリカイツブリではなくアカエリカイツブリだとわかりました。

沖のほうに太陽があるのでどうしても逆光になってしまいます。まだ、夏羽にはなっていないのですが、そのうちにちゃんとアカエリになるのでしょう。

ヤドリギ

ここのところヤドリギが気になっています。

ヤドリギはヒレンジャクの好物なのでヤドリギがあるということはヒレンジャクが来る可能性があるということになります。

最近、横須賀でヒレンジャクを撮った人がいるので気になっています。いまのところヒレンジャクはみていません。今回はヒヨドリが来ていました。

ツバキ

手掛かりは長沢という地名。歩き回りましたがヒレンジャクを撮ったという場所が特定できません。

でも、ふだんは歩かないようなところを歩いたのでいろいろなものを見ることができました。遠目に見た椿です。

ヤマガラ

ヒレンジャクの写真を長沢で撮って掲載した人がいます。先日、わざわざ横浜の富岡公園まで行って撮った写真を掲載しましたが、横須賀にいるなら横須賀で撮らねばなりません。

思い当たるところを歩いてみたのですがそれらしい木が見つかりませんでした。水辺公園の近くだったのでそちらに行ってみるとヤマガラがいました。初めに鳴いていたところと違う場所に飛んだのですが姿をとらえることができました。

枝に留まっていますが両足の間に木の実を置いてつかんでいます。多分えごまのみでしょう。くちばしでつついて割り、中身を食べようとしていました。

白いホトケノザ

きょうも朝からポカポカ陽気です。くりはま花の国の周辺を歩きました。川沿いの歩道に付属する花壇の一つに、先日掲載したホトケノザが密集していました。でも、それは先日見たものとは大きく印象が違っていました。

先日は赤紫の花をつけていたものばかりだったのですが、今回は3割くらいが白い花だったのです。そういえば以前にもこのあたりで白いホトケノザを見ていたのを思い出しました。その時よりも広がっているような気がします。

でも、ここ以外ではまだ見たことがありません。

 

タチツボスミレ

野比、国立病院裏手の山の小道を上がっていきました。林を抜けて折り返しの登り道の斜面にタチツボスミレが咲き始めていました。まだ、数は少ないのですがもう少しすると群生した様子が見られると思います。

轡堰

朝から日射しがありました。着ぶくれていた服を少し減らしました。

轡堰はいつも冷たい風が強く吹いていましたが今朝は違いました。それほど強い風は吹いていません。

カモの数は減っています。オナガガモは初めに来て初めに帰るカモだと認識していましたが、まだ群で残っています。水面には少数ですがホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモが見られます。オオバンはかなり数が少なくなっています。草を刈られてすっかり寂しくなった中の島にカワウとアオサギがいます。