月別アーカイブ: 2018年1月

モズ

風は少しあり、体感温度はかなり低く感じますが日射しは気持ちいい日です。

昨日は衣笠山公園に行ったからきょうはしょうぶ園に行こうかとはじめは思いました。でも、他の方のブログを覗いたら衣笠山公園でいろいろと撮っているようです。

公園の駐車場に停めて舗装道路は通らずに斜面を登りました。何かいるかもしれないし、そちらのほうが近道だからです。

地面から何かが飛び立ちました。尾の長いのがわかります。モズのようです双眼鏡で確かめました。モズは久しぶりです。

桜の木が立ち並んでいるのでわたしの姿もモズから見えにくいはずです。小枝がかぶっているのでピントの合わないものもありましたが合っているものもありました。

トラツグミ

前回トラツグミを撮ってから少し経ちました。

前回はたくさん撮れたと思っていても使える枚数はそれほどありません。もう少し撮る必要があります。

寒い日が続きますが衣笠山公園には人影は少なく、鳥の鳴き声もあまりない様子でした。坂を下り前回の場所の近くまで行くと、遠めに左手の茂みから右側の地面に鳥が飛んだのが見えました。少し白いところがあります。

そのあたりを双眼鏡でのぞくといました。前回見たトラツグミです。一度見ていれば自信をもって判断できます。

コゲラ

衣笠山公園の展望台を先に見る位置の道の上でカメラマンと話をしました。

この、木に一昨年はアオゲラが来たんですよね。

残念なことにアオゲラはいないでコゲラが数羽遊ぶばかりでした。

エナガ

しょうぶ園でカシラダカを撮ったという情報がありました。鳥はいたもののカシラダカはいませんでした。でも、なかなか撮れないエナガが撮れました。

エナガは好きな小鳥です。

バードウオッチングを始めて間もないころには、この鳥をちゃんと撮るのが夢でした。見かけることも少ないのですが、慣れてくると鳴き声がわかるようになったのでいれば見つけることができるようになりました。

でも、なかなか撮ることができません。体が小さいことだけではなく、かなり動きが速いのです。一つのところの落ち着いてくれないのでファインダーに入れるのが難しく、ファインダーに入ってもピントを合わせるのに時間がかかるコンパクトデジカメではかなり無理があります。

おまけに枝の込み入った大きな木に来ることも多いのでそんな時には枝にピントが合い、本体に合わないボケボケの画像の大量生産になります。

ところが、きょうはこんなこともあるんだ!というほどのいい日でした。

エナガが来たのは鳴き声で分かりました。すぐ近くの木に来て動き回っているのもわかりました。一羽ではなく群になっています。木の内側にいるので手を出しかねていると鳴き声が遠ざかってしまいました。

それでも、少し離れたところからの鳴き声が消えないので近づくと、若くて細い3mほどの桜の木に10羽ほどが群がっているのです。動き回ってはいますが気が小さいので動く範囲は狭く、枝も細いのでつかまるとすぐには移動しません。

その木に何か引き付けるものがあるのでしょう。シャッターを押し続けました。私の経験ではエナガを撮るときにはシャッターを数回押せればいいくらいだったのがかなりの回数を切ることができました。

大量の画像が残ればその中には使える画像がある確率が高くなります。

ウミアイサ

朝からからっと晴れ上がり気温は低いものの気持ちがいい日です。

そんな日に限って仕事が入っているのですが、仕事の後のいくつかの用事も昼食も早めに終わりました。それならすこし様子を見に行くほかありません。

わたしの居住するところでは日陰以外にはもう雪は残っていませんが、少し奥まったところや高いところには雪が残っていたり、道が凍り付いていたりしている恐れがあります。海の近くらならそんなことはないはずです。

そんなことで燈明が崎に行くことにしました。駐車場の近くから海を見下ろしました。水の色がグラデーションのかかったいろいろな青でした。でも、鳥の気配があまりありません。

それでも目を凝らしていると海面にちらほら白い点があったりします。双眼鏡で確かめると頭の黒いウミアイサの雄に見えました。しかも2頭いるようです。近づくために急いで燈明道のある所まで下り、足元を確かめて岩場に回りました。三脚を据え付けて撮り始めました。

ウミアイサは長井で撮っていましたが、雄に見えるものはまだ撮っていませんでした。海に近づいたので少し大きく見えるようになりました。ウミアイサは海面に小さな群になっています。オスが3頭、メスが3頭います。オスとメスは一緒の群れにいますが明らかに別の動きをしているように見えます。

セグロカモメ

雪の降り積もった砂浜の端の岸壁近くに打ち上げられたくずを漁っている鳥がいました。

カモメの仲間ということはわかるのですがやたらと似た種類が多いのですぐには名前はわかりません。背中の色がそれほど濃くはなく、下のくちばしの先端が赤いことからセグロカモメとしました。

打ち上げられたくずの中から干からびたヒトデを探し当てたようです。

 

雪の久里浜

雪が積もることがあまりないところなのでいちおう積もったところを撮りました。昼過ぎには道路の雪はほとんど残らない状態になりました。春の淡雪という形容がぴったりです。

南極大陸に接岸する砕氷船の図には見えないと思いますが、久里浜海岸です。東京湾フェリーは昨日欠航しましたがきょうはもう復活です。

バン

地元の三浦半島にもバンはいないわけではないのですが出会う機会がずっと少なくなったような気がします。また、バンの仲間のオオバンのほうがずっと数が多くなり、バンといえばオオバンのことのようにもなりそうです。

でも、石神井公園ではバンのほうがオオバンよりも個体数が多いような気がしました。

ハシビロガモ♂

明日から大荒れのお天気だそうです。でも、きょうはまだうららかな感じです。

東京の石神井公園に行きました。

石神井公園にはいくつかの池があります。貸しボートのある下流側の池には散策する人、リモコン船を操っている人、釣りを楽しんでいる人たちがいます。以前に訪れたときには一面に結氷し上を歩くオナガガモの雄が滑っていた様子をまだ覚えていますが、今回は全く凍っていません。

けっこう人出は多いのですが鳥たちも慣れているようで、三浦半島の鳥が人の姿を見ると警戒してすぐ逃げるのとは少し反応が違うように感じます。

ここでは時期になればハシビロガモがいつもいるという記憶があります。ハシビロガモは名前の通りくちばしの幅が広いのがわかります。今回も出会うことができました。色合いもきれいです。残念ながらメスの写真は撮れませんでした。

タゲリ

平塚まで行ったのはこのタゲリに会うためです。

でも、なかなか出会うことができずに、他のが色々撮れたからいいかと納得して帰ろうかとしたときに車に乗ったおじさんがあっちの畑にタゲリがいるよ、と教えてくれました。前回もそうでしたがとても親切な人がいるものです。

すこし探しましたがタゲリを見つけることができました。いたと思って近づくとその手前で閥の個体が飛び立ったりして驚きました。けっきょく3羽のタゲリがいたと思います。一羽だけ飛び立たないでずっといたのをしっかりと撮ることができました。あとでどれを掲載しようかと迷うくらいでした。

キジ

アカガシラサギは撮れたものの目的だったタゲリが撮れません。でも、鳥の密度は濃くていろいろな鳥が目の前に現れます。

あの枯れた叢には何かいそうだな、と思って近づくと鳥の影が見えます。双眼鏡で確認すると思ってもいなかったキジです。2羽見えました。生地には縄張りがあるので2羽が並んでいて示威行動をしていないなら雌雄のはずです。

残念ながらオスの姿しか確認できませんでした。キジの雌はまだ見たことがありません。オスがおとりになって目を引き付けたのかもしれません。

アカガシラサギ

いろいろ事情があって久々の遠出です。

遠出といってまず頭に浮かんだのが相模原沈殿池です。いつもこの季節ヨシガモを見るといえばここでした。でも、今朝になって昨年初めて見たタゲリが思い浮かび、目的地を平塚の豊田に変更しました。

昨年は数十羽の群れで見ていたので行けばすぐにみられるという感じでした。

現地にたどり着くとタゲリの影も形もなく、でもほかのいろいろな鳥はそれなりに見られるので撮っていました。カメラマンの集団もいないのでタゲリはいないのかなと思いました。

出会ったカメラマンに尋ねるとアカガシラを撮っているといいます。アカガシラというのはサギでけっこう希少なようです。私も初めて聞きました。レンズの方向に双眼鏡を向けますが何も見えません。そのうちに白い羽を広げた鳥が飛びました。それがアカガシラだそうです。

初めのカメラマンは飛んだ鳥を追っていきました。そのあとにまた白い鳥がカメラマンと反対方向に飛ぶのが見えました。ほかのカメラマンが近づいてきたので飛んだ方向を教えるとそちらのほうに移動します。私も一緒に移動するとそこは畑の中の用水路でした。用水路の中に鳥が見えました。それがアカガシラのようです。アカガシラは奥へと移動し、用水から上へと飛び、それから飛び立ちました。

すこし写りはよくありませんが、いちおう記録することはできました。

アカガシラサギという名称は夏羽の時に白い体に対して首から上が赤褐色に色づくことからのようです。

トラツグミ

名前は知っていたのですが出会う機会がありませんでした。一昨日、衣笠山公園で1枚だけ撮れてこれがトラツグミだ、と実感しました。

いることがわかったので昨日も今日の午前中も行きましたが空振りです。1日に2回の山登りはちょっとどうかと思いながら午後も出かけました。

昨日はほとんど鳥に出会えなかったのですが今日は豊作でした。目的のトラツグミは撮れなかったけれども色々撮れたからいいか、と思い、帰り道は周回コースか、それとも来た道を戻るか、と迷いました。

やはり未練があって先日トラツグミを見た戻り道を選びました。でも、先日の場所にはいません。やっぱりね、と思いながら道の下の川筋の水のない部分を見るとシロハラがいました。

シロハラはさんざん撮りました。でも、せっかくだから撮ろうか、とカメラを向けるとファインダーに入ったのはトラツグミでした。薄暗くなって見えにくいとはいえ、見た目がだいぶ違うので見間違えたのではないと思いますが、そんなことは考えることもなくシャッターを押します。

先日とは違いさっさと逃げる様子ではありません。ファインダーに入る画像は今までに見たことのない鳥です。何回か飛びましたが追いつくことができ、かなりの枚数を撮ることができました。

参考に先日しょうぶ園で撮ったツグミの写真です。

ルリビタキ♀

けっきょく今日もルリビタキの雄と雌の両方を見ることができたのだけど、オスは載せるほどの出来ではないので雌だけ載せます。

下のヘアピンカーブのあたり、街に出ていく細い道のところの茂みでぐっぐっと鳴き声が聞こえていました。いることは確かなのですがなかなか見つかりませんでした。でも、動いたのでそれからはこちらのものです。

前回よりもいい感じで撮れています。

シメ

家にいったん帰り、昼食をとってからまた衣笠山公園です。午前中にトラツグミを撮ったという人と出会い、画像も見せてもらっていたのでどうしても撮りたいという気持ちを抑えられませんでした。

なんだか鳥の気配が濃い感じです。スイセンの丘を下ってからもそこかしこから鳥の鳴き声が聞こえます。カワセミの池に下る坂を下りはじめたところのトイレのある分岐でそのまま下らずにトイレ裏の広場を見ることにしました。

じっと見ていると高い木の梢に小鳥が動いています。なかなか判別できませんでしたがどうもシメらしい感じがしました。数羽います。かなり高いところを見上げる感じなので撮りにくかったですが、何とか撮れました。

ヤマガラ

衣笠山ではいろいろなところでヤマガラに出会います。

今回は展望台の少し下のマテバシイの林でした。地上に降りてすぐに飛び上がり枝に留まってコツコツ何かをつつきます。よく見れば足でつかんでいるのはドングリです。

ドングリそのものを食べているのか、あるいはドングリの中に成長した虫の幼虫を食べているのか、その両方なのかもしれません。

ヒヨドリ

水辺公園の手前の入り口から入り、鳥がいるかもしれないので注意しながら池に沿い直進しました。

池のそばに黒い影が動きます。ヒヨドリだろうと思いましたが今日の初めの被写体なのでそっと近づきます。道なりに進むと池に沿って曲がるようになるのですがそのあたりで池に医師が突き出ているようなところがあり、黒い影はは動いてそこに留まりました。

写すのにはいい場所です。ヒヨドリは水を飲みに来たようです。頭を下げてくちばしを水面に突き刺し、上を向く動作を繰り返します。

よく見る鳥ですが警戒心が強くなかなかいいものが撮れません。今回は良く撮れたと思います。

カンムリカイツブリ

きのうはおんべ焼で近づきがたかった久里浜の浜辺に行ってみました。昨日の盛況が嘘のようにがらんとした砂浜です。

空は曇りがちで時折日が差します。光が弱いと海は色を失います。風は少しあり、灰色の水面を波立てます。

水面の黒い点はオオバンの集団です。平作川の突堤の先のほうにいるのはヒドリガモの群れでした。

長瀬の方の様子を見て戻ると大浜の海面のやや遠く白い首の長い鳥が見えます。カンムリカイツブリでした。別のカンムリカイツブリが近づいてきて2羽が一瞬並びましたがすぐに1羽になりました。

ルリビタキ♂♀

やはりオシドリを見たくて水辺公園に行きましたが、気配がありません。カルガモと一緒にいることが多いのですが、そのカルガモも全くいないのです。早々に次に行くことにしました。

久里浜海岸ではおんべ焼の行事があるために、海岸の道路が異様に混雑していました。もちろん、人出も多くて鳥たちがよりついてくれる状況ではありません。

昼食をはさんで、次の場所として衣笠山公園を選びました。公園入口の駐車場の隣が神社なのでいままで少し遠慮していましたがもう大丈夫でしょう。

下の広場に着くと数人のカメラマンがいて話をしています。「遅かったですか?」と聞くと「10分くらい前にあちらに飛んでいっちゃった」と言います。話をしているうちにノスリが上空にホバリングしました。

久しぶりなので一周してみます。上の広場には何もいません。展望台を通り、池のあるほうに向かいます。アオジを見かけました。ガビチョウの鳴き声が聞こえます。池の隣の広場でトラツグミに出会いました。シャッターは一回しか切れませんでした。

池も通り過ぎてヘアピンのカーブを回って少し行くと藪に小鳥が飛びました。ウグイスかと思いましたがすぐに引っ込みません。飛んでもまたすぐに姿を現します。ぐっぐっというような声を出しています。ルリビタキの雌でした。

久しぶりにルリビタキの雌に会えました。気をよくして戻ると下の広場にはもう誰もいません。4時近いので薄暗くなってきています。少し寂しいのですが様子を見ているとぐっぐっという鳴き声が聞こえます。ルリビタキがいるようです。ほかにカメラマンがいれば目ざとい人が見つけてくれるのですが誰もいないので自分で探すほかありません。

最近は暗くなると目が見えにくいような気がします。それでも、飛んでくれたので居場所がわかりました。見失いながらも何回か見つけることができました。