月別アーカイブ: 2021年9月

ハナバチ

ハナバチもツリフネソウに来ていますが、ホウジャクのように長い口吻を持たないので花の中に潜り込んでいます。ハチの方が花粉を運んでくれそうなので花にとってはこちらの方がありがたいのかもしれません。

ツリフネソウ

前回来たのは5日前のことでした。
その時はツリフネソウがあったことでうれしかったのですが、例年よりずっと少なく見えました。今年は不作か、時期が遅かったのかと思いましたが、そうではなく時期が早すぎただけのようでした。
原一面を埋め尽くすツリフネソウの開花は圧巻でした。

ヒヨドリバナ

もともと虫を主に撮っていたのですが、冬は虫が少ないので鳥を撮り始めました。最近は植物にもだいぶ興味が向いています。この、ダイミョウセセリが来ていた面白い形の花の植物はなんだろう?と思いました。

調べてみるとヒヨドリバナの仲間のようです。ヒヨドリバナはフジバカマの仲間で、フジバカマならアサギマダラが来てもおかしくありません。そのうちに見られるかもしれません。

キチジョウソウ

小川に沿って上流に向かいます。数日前に訪れてはいますが、もう一度ツリフネソウを見たいと思いました。
川沿いを行くので笹薮を潜り抜けます。
小川の手前まで進むと子連れのファミリーがいるのに気づきました。挨拶をして通り過ぎようとしましたが、川の中に立って岸辺の草にレンズを向けている人がいました。ファミリーの長老に見えました。何かを撮っているようですが、わかりません。
尋ねると「キチジョウソウ、吉祥寺のキチジョウ」と教えてくれました。

たしかにランの葉の群落がありますが、花が見えません。葉をかき分けて花を見せてくれました。今までも何度も通っている道ですが、ランの花を見たことはありませんでした。葉に隠れていたのにずっと気づいていませんでした。知らないことがまだまだたくさんありそうです。

アレチハナガサ

小川の傍にアレチハナガサがありました。いやに花付きがよく見えました。もしかしたら違う種類なのか、土地の栄養が適しているのか、あるいは時期が良かったのか。
こんなアレチハナガサならもっと虫がいていいと思うのにいませんでした。

イヌホオズキ

キタテハのいたカナムグラの群落から少し広場に近づいたところで白い花をつけた植物を見つけました。ナス科の植物に見えました。ワルナスビかとも思いましたが棘がありません。
イヌホオズキかもしれませんが、似たような植物が多いので確証は持てません。

タカサブロウ

その辺りに咲いていた白い花、一緒くたにハキダメギクと思ってしまいましたが、いや?ちょっと違うのでは?記憶にあるハキダメギクは花弁の先が特徴的に切れ込んでいます。

撮ってから調べたらタカサブロウでした。

ミズアオイ

棚田の上の方にある小さな池の水面を埋めるように水草が生えています。一目見てホテイアオイを思いましたが、ホテイアオイの特徴の浮き輪代わりの膨らんだ茎がありません。ミズアオイでした。

アオモンイトトンボ交尾

足元を見ると草の茎に何かが見えました。はじめはイトトンボが一頭だと思っていましたが、レンズを通してみたとき二頭だということに気が付きました。確かめようと肉眼で見ると焦点が合わずにぼやけて見えます。
先ほどのトンボよりずっと小さく細いのです。
イトトンボの交尾というとハートマークが頭に浮かびますが、残念ながらかなり崩れた形です。

スズメウリ

先日、衣笠山公園に行ったときにはスズメウリの花が咲いていました。今日はツクバトリカブトを見た後にすぐそばできれいな実を見ることができました。しばらくすると色づいた実が見られるはずです。

ツクバトリカブト

今日の目的の大きな一つがトリカブトでした。サラシナショウマのあたりから見上げるとその先に紫色が見えました。その場所は記憶していたところです。
近づくと確かにトリカブトの葉です。少し傷んでいるようですが時期が外れてしまったのかもしれません。その近くにも花はありました。
記憶ではその周りにも同じ葉があったと思いますがわかりませんでした。藪の中になってしまったのかもしれません。

見れば、竹棒が突っ立っておりその先に「ツクバトリカブト」と書かれていました。記憶にはありませんが、以前、花の咲いていないときにに見たのかもしれません。
数年前に水辺公園でも見ていたのも記憶が薄れていました。