タテハチョウ科」カテゴリーアーカイブ

ルリタテハ

ルリタテハという名ではありますが体全体が瑠璃ではありません。飛んでいるところを見れば真っ黒な蝶に見えます。しかも、タテハチョウの仲間の中でも俊敏です。黒い影が横切ったと思った瞬間に見失うこともあります。

この辺りではルリタテハをよく見ます。食草であるホトトギスを見たことはありません。ほかの植物を食べているのかもしれません。

日差しが強いので影も強く出ています。上の写真では影の中に埋もれて気が付かなければ見過ごしてしまいます。誓う句を通りかかったときに飛び立たれてしまいがっかりすることもしばしばです。

クロコノマチョウ

気温が上がり、空気が乾いて虫たちが飛び回れるようになるまで待たなければなりません。そうこうしているうちに気温が上がってきました。周りの様子を少し確かめようと下の方に歩いていた時に今は水の溜まっていない田に落ち葉のようなものが落ちました。落ちるというか直線的に舞い降りた感じです。あまり見かけない蝶です。その場所から目を外すととたんに姿を見失います。

ふだんは林の中にいてなかなか出会わない蝶、クロコノマチョウです。姿が白っぽく見えたのでシロコノマチョウかと思ったのですがそういう名前は検索しても出てきませんでした。大型のタテハチョウの仲間です。

キタテハ

歩いていくとこんどは草の薄いところにキタテハが降りていました。やはり羽を広げて体を温めているようです。越冬した個体ということがはっきりわかるくらい翅が痛んでいます。

別の場所で下に降りた個体も撮りましたが、こちらは翅を閉じたところと開いたところを撮ることができました。

テングチョウ

気温が低かったので虫はあまり期待していませんでした。でも、春の植物が撮れるので満足していました。そんなとき目の前を横切って近くの草にとまった蝶がいました。見ればテングチョウです。

タテハチョウの仲間でたぶん越冬したものでしょう。日差しがあれば体が温まり動けるようになって出てきたのだと思います。低温なので動きは緩慢ですから飛び立たなければチャンスです。

キマダラヒカゲ

展望台に上っていく分かれ道に少し入っていくとコナラの木が生えている林になっています。人の歩く道になってしまったために根が表面に現れてしまっているところがありました。そこにはじめはルリタテハがいました。近づくとルリタテハは飛んでしまい、でもキマダラヒカゲが何頭もそこに取り付き逃げそうもありません。根のところでも甘い樹液が出ているのでしょう。

ツマグロヒョウモン♂

ほかの場所に移動してウマノスズクサを確認しようと思いました。でも、その前にツルボの群落を見ていこうと上の公園に行ってみました。

昨年のツルボがあった群落の場所は丈の高い草が生い茂り、見る影もありませんでした。でも、ツマグロヒョウモンの雄が目の前を横切って止まりました。

ゴマダラチョウ

甲虫や蝶を見ていると、コミスジに似ていますが明らかに違う蝶が来ました。大きく、模様が鮮かです。裏面の模様はコミスジのように明かるい茶色ではなく表面と同じ感じです。ミスジチョウかとも思いましたがゴマダラチョウです。
ここ数年、ゴマダラチョウは確認できていませんでした。アカボシゴマダラに駆逐されてはおらず生き残っていたのは朗報です。

アカボシゴマダラ

はじめは9時くらいに降りはじめるという予報だったので8:30の開門で入場し、ウマノスズクサと幼虫を確かめるだけでそそくさと帰るつもりでした。
でも確かめると、予報が変わっていて降るのが夕刻になっています。それなら、と一昨日のブルービーの広場を目的地に変更しました。
先日見たクヌギかコナラの木には相変らず蝶や甲虫が集まっています。ひび割れたゴリゴツの表面は樹液や蜜を泌み出しているようには見えません。
でも、見ていると甲虫はヒビ割れに頭を突っ込み、蝶はぜんまいのような口吻を伸ばして差し込んでいます。表面には見えませんがごつごつの樹皮の下に甘い樹液が沁みだしているのでしょう。
アカボシゴマダラが数頭、キマダラヒカゲ、ルリタテハがいた。甲虫はコメツキムシ、クロカナブン、アオカナブン、カナブンがいました。

キマダラヒカゲ

衣笠山公園に行きました。
一昨日に見つけたジャコウアゲハの幼虫とウマノスズクサを確かめるためです。台風が発生したので今日を逃すと見られなくなる怖れがあります。

でも、通り掛けにキマダラヒカゲを見つけたので撮ります。なかなかきれいな個体です。