澤山池に行きました。いつものコースから外れて歩いてみました。シャガの花はもう咲いていませんでした。アスファルトの道の南国の風景の中を進んだ時、クズの花に蝶がいるのがわかりました。色合いから言ってウラナミシジミだと思いました。撮ろうとすると逃げてしまい、クズの葉の上にとまりました。
何とか撮ってふと足元を見るとコンクリート敷きの道の上にとまっています。こんな場所にウラナミシジミがとまったのを見たことがありません。違和感を持ちました。よく見ればウラナミシジミの波模様ではありません。
帰ってから調べるとすぐにわかりました。初めて見る蝶だと嬉しかったのですが、調べると駆除の方法などがでてきます。園芸植物などを食害するようです。温暖化により生息域を広げたようでした。
参考に過去のウラナミシジミの画像を掲載します。上部の検索窓でウラナミシジミと入れればたくさん出てくると思います。
もう帰ろうとしたときに足元に現れました。日差しを浴びてきれいです。
この日、見ることができたのは1頭だけでした。
コミスジは最近よく見かけます。裏面が明るい茶色を帯びているのが特徴です。
池の周りにはもうすぐ時期が終わりそうなハギが花をつけています。先残りの花の上に尾状突起のあるシジミチョウが来ていました。ツバメシジミです。
この公園ではコシアキトンボを見ることができます。とまったところを撮るつもりでしたがとまってくれません。同じところを周期的に通るので待ち構えてやっと撮りました。
水辺公園に移動しました。しばらく出歩いていなかったのでいろいろな虫との出会いがありました。
水辺公園でも色々な植物や動物に出会えます。
スイレンは蓮とよく似ています。葉が水に浮いていて切れ込みがあるのでこれはスイレンです。
植物の茎にとまってその液を吸うという生活をしている虫です。広い分類ではセミの仲間です。見た目が上品です。
ムシヒキアブの仲間のシオヤアブです。すっと飛び立つと虫を抱えているという感じの狩りの名手です。
ホタルの里の池の中のコンクリート製の観察路にトンボが降り立ちました。きれいな緑色の大きな目です。オニヤンマを思わせますがそれほど大きくはありません。目と目の間には隙間があり、くっついてはいません。
小さな虫ですがじっと見ると趣があります。
澤山池ではいろいろと撮ることができました。これからホタルの里に場所を移しました。
スイバの葉の中の2頭のホシハラビロヘリカメムシ。交尾しているので雄と雌のはずです。
澤山池ではアメリカザリガニが駆除されています。本来の生態系がかく乱されるという理由からです。
もともと人間の都合で持ち込まれたものなのでそんな扱いを受けるのは釈然としませんがどうしたらいいのかもわかりません。
打ち捨てられた亡骸にルリシジミがとまっています。写真としては色が入って引き立ちますがどう解釈されるでしょうか。
時間を置くことなく、大体同じポーズで撮ることができました。多くの虫でそうであるように目立つ方が雄、目立たないほうが雌です。
特徴的な巣なので見る人が見ればすぐに判別できると思います。わたしは見てもわからない人なので名前がわかりません。きれいなので撮ってしまいました。
キツネノボタンの花の咲いた後にカメムシがついていました。いい写真ではないのですが経験から言えばこれはムラサキシラホシカメムシ（ツヤマルシラホシカメムシ）のはずです。
まだ透けて見えるような皮膚の個体です。幼体なのでしょうか。色がありません。
足元の葉の上にハンミョウの仲間がいました。トウキョウヒメハンミョウのようです。
カラムシの葉の上にごつごつした見かけのカメムシがいました。ホオズキカメムシです。
ヤブミョウガの花にホソヒラタアブ。よく見かける取り合わせです。