目の前を横切った蝶がいた。暗い色合いだったが飛び方はヒカゲチョウの仲間のようではなかった。柵の内側の原に入ってしまったが、それほど遠くない場所だった。ミドリシジミの仲間のように思えた。ミドリシジミは憧れの蝶なのでこの機会を逃すわけにはいかない。
そういろいろ考えたわけではないが結果的に柵を乗り越えて中に入った。まだ、それほど草丈もなかったので助かった。回り込んでみると外側はやはりミドリシジミの仲間のようだった。尾状突起があり、その近くに黒い斑点のある赤い部分がある。ミドリシジミの仲間は似ているものが多いが、それだけの特徴があれば同定はたやすいはずだ。
何枚かの写真を撮ることができた。
帰ってから図鑑を見ると、案の定、特徴があるのですぐ見つけることができた。ミドリシジミではなかった。表面の色は撮れなかったがなんだか暗い感じの色だった。写真では少し翅がずれているので表面の黒色を垣間見ることができる。
初めて見る蝶でうれしかった。