ゴマダラチョウはほとんど見ることがなくなりました。いまではアカボシゴマダラだけが目に入ります。カラムシの葉の上で翅を広げていました。
「タテハチョウ科」カテゴリーアーカイブ
イチモンジチョウ
「前回はこのあたりでイチモンジチョウを撮ったんだけど・・」と思ったら、目の前にいた。調子に乗って近づきすぎてしまった。もう少し周りが見えるように撮ればよかった、と思った。
ツマグロヒョウモン♂
モンキアゲハの姿をy目で追っていた時に近くの植物の茎に少し大きめのほかのチョウを見つけました。モンキアゲハが遠くを滑空しているときにこちらのチョウを撮りました。かなり近づいて逃げ様子はありませんでした。ツマグロヒョウモンの雄に見えました。
イチモンジチョウ
暑い日が続きます。
昨日の暑さが下がりきらないうちに今日の暑さが加わるといった感じです。
あまり動くのも危険そうなので平地のほたるの里に行って見ました。ひととおり回りおわり、帰る寸前に車を停めたそばの山側の斜面の茂みに白い一文字模様のチョウを見つけました。
このあたりでは時々見るのですがなかなか撮れません。
今回も少し撮りにくい上方だったのですが、それでも撮れないわけではないので撮り始めました。
だんだんと上に行っておまけに茂みの内側に行きそうです。
そして、飛んでしまった、と思ったらより近いところに留まってくれました。羽を開いて一文字模様がはっきりと見えるところも、閉じて裏側の明るい著色を基調とした模様も撮ることができました。
わたしの中ではポイントの高い内容です。
クロコノマチョウ
小学生の頃昆虫採集をしていたときには知らなかったチョウです。たぶん、見ていても存在を認識できなかったのでしょう。
退職後、虫の世界への興味が再燃しましたが、それでも、このチョウには長いこと気づいていませんでした。
ジャノメチョウの仲間で暗がりを好み、地味な外見で背景に溶け込んでしまうのがその原因だと思います。知らずに近づいて飛び立たれて初めて存在に気づくということがよくあるチョウです。飛び立てば割と大柄なので気づくのですがひとたび降り立つとふっと眼前から消えてしまうように思えます。
また、飛び立ったときには表面の模様が目立つのですが静止すると翅を閉じ、感覚を刺激しない外見です。表面の模様を見ることはほとんどありません。
モチノキとアカタテハ・キタテハ
澤山池の入り口の駐車場のある堤の上に大きなモチノキがあります。
いまは赤い実をびっしりとつけており、それが落ちて地面を赤くしています。
朝のまだ気温が上がらないうちはわかりませんでしたが暖かい日にさらされて甘い香りを発しています。それにつられてアカタテハやキタテハが寄ってきているようです。大きなスズメバチも来はじめました。
テングチョウ
帰ろうと思って澤山池に小川から流れ込んでいるあたりを通るとき、道の外側の草むらに蝶が見えました。
間にはロープが張られており、内側は下方への傾斜になっており少し危ない感じです。それ以上近づくわけにはいきません。何とか足場を確保してカメラを向けました。
わかりにくかったのですが形や色合いからテングチョウに見えました。帰ってからモニター画面で確認し、頭部の先端の特徴からテングチョウだと確信できました。
ルリタテハ
アサギマダラは近くにとまることがなく飛び立ったまま見えなくなってしまいました。
様子を見ましたが下の広場には鳥の気配もありません。あきらめて上の広場への出口を目指すと何やら目の前を黒い蝶が飛びすぎました。
それは出口の手前の桜の樹の下あたりに降りました。
少し近づくとルリタテハだとわかりました。はなの国でもしょうぶ園でも見かけてはいましたが撮れなかった蝶です。
少し遠いのですがまず1枚撮ります。
じりじりと近づいてまた1枚撮りました。翅を広げたままじっとしています。何枚か撮りましたが全く動きません。
前からのものも撮ろうと回り込もうとするとさすがに飛び立ってしまいました。
アサギマダラ
しょうぶ園でカワセミを撮るといい時間でした。しょうぶ園には入らずに衣笠山公園に行くことにしました。
衣笠山公園の駐車場の開始時刻からほどなく、駐車場は空いていました。山側の下の茂みに風にあおられて蝶が羽ばたいているのが見え、そちらにむけて前向き駐車しました。
はじめはアカボシゴマダラ?と思いましたが何か違います。遠目ですがアサギマダラに見えました。
刺激しないためにドアを開けずに車内でカメラを準備しました。三脚から取り外します。逃げられるといけないので空いている窓から1枚撮りました。ドアをそっと開けます。飛びましたが近くにとまりました。こんどは翅を開いているので高さがそろうようにしゃがんで数枚撮ります。
アカボシゴマダラ
ここのところアカボシゴマダラによく遭遇し、画像にも残せています。つまり、それだけ数も多いということになります。在来種のゴマダラチョウはここ数年目にすることはありません。
アカボシゴマダラに遭遇する機会が多いためか、アカボシゴマダラは警戒心が弱いためかけっこう近くでゆっくり取らせてくれることが多いです。今回の成虫の写真はきょう、はなの国で撮ったものです。
昨日ははなの国で幼虫を撮りました。榎の葉の上面に堂々とついています。それなのに全く気が付かずに通り過ごしてしまうところでした。
エノキを食草とする蝶の幼虫は、ゴマダラチョウ、オオムラサキ、アカボシゴマダラといますが、みんなそっくりです。
このあたりにはオオムラサキはいませんからゴマダラチョウかアカボシゴマダラの幼虫ということになります。いまでは、ほとんどがアカボシゴマダラと言えるのですが見分けることができます。
幼虫の背には突起が並んでいますが、ゴマダラチョウは3対、アカボシゴマダラは4対なので今回の写真はアカボシゴマダラということになります。
ツマグロヒョウモン♀
いままでオスは見かけていましたがメスを見たのは久しぶりです。
やはり、この蝶は雌のほうがきれいに見えます。
アカボシゴマダラ
最近アカボシゴマダラが滑空している様子をよく見かけます。
でも、なかなか止まらないので撮れないでいました。
ちょうど10年ほど前にはなの国の正面入り口付近ではじめてアカボシゴマダラを見たことを覚えています。ブラスバントの演奏会をやっていたのですが、近くの植え込みの上に白い大型の蝶がとまったのです。その蝶は鮮やかな赤い斑点を持っていました。いまでは在来種のゴマダラチョウを見かけることはほとんどありません。
今回はその近くの場所でした。正面入り口左手の山道の登り口付近にシャクナゲ園があります。もう、花の時期は終わりましたがその葉の上にとまりました。
木は低い柵の中にあり、中は草が生い茂っていますご丁寧に「マムシに注意!」のたてふだまであります。柵に足をかけて少し高いところから蝶のいる場所を狙いました。あまり、自由な位置で撮れないために少し無理な角度です。
ツマグロヒョウモン♂
最近目立つようになった外来種です。
この辺りではほかのヒョウモンは見たことがありません。私の印象ではヒョウモンチョウはやはり長野などの高い山にいるものなのですが。
菫が食草なので公園などの植え込みにパンジーが使われていればそこで生育して増えるという感じなのでしょう。
ツマグロという名前はどうして?と言う姿ですがこれは名前が雌を対象につけられたからだと思います。
雌の写真も載せたかったのですが近くにはいませんでした。オスもきれいでないわけではないのですがメスのほうが印象の強い色具合だと思います。多くの種類では雄のほうが印象が強いのですが、珍しい例だと思います。
ヒョウモンはヒョウ柄から来たものだと思います。
ヒメウラナミジャノメ
羽を閉じたときに見える面を裏面と呼んでいます。
ヒメウラナミジャノメは裏面に波模様があり、蛇の目模様があるジャノメチョウです。ジャノメチョウの仲間としては小さいほうです。
明るいところではあまり見かけない印象を持ちますが、明るいところにいないわけでもありません。太田和のほたるの里の川沿いの草原で吸蜜していました。
イチモンジチョウ
感じはコミスジに似ています。遠目で見てコミスジかと思ったのですが、違和感がありました。ツバキの葉にとまっていたのですが遠目でも白い筋の感じが違っていたのでしょう。
コミスジは森林のあるいろいろなところで見かけますが、イチモンジチョウの方はずっと出会う頻度が低いと思います。
初めに見たのは翅が切れていましたが、そのあとですぐであった個体はまみずみずしい感じでした。
コミスジ
コミスジ、三本の白い筋、わかりやすい。
アカボシゴマダラ
きれいなアカボシゴマダラが葉の上にいた。近くに脱いだばかりと思われる抜け殻があった。
コミスジ
ごく普通に見ることができる。この個体は羽から見て苦労してきているようだ。
ヒメウラナミジャノメ
逆光気味なのだが、漣模様がきれい。
アカボシゴマダラ
最近は在来種のゴマダラチョウを見ることはめったになく、見ることができるのはほとんどが外来種であるアカボシゴマダラだ。ここでもそうだった。
エノキの幼木にとまり少し場所を変えてはとまり直し、尾部を葉に付ける。産卵しているようだった。