鳥綱」カテゴリーアーカイブ

ムナグロ

平潟湾の前の道を八景島方向に少し歩きました。鷹取川の注ぎ口の手前に小さな干潟があります。上からのぞいてみるとキアシシギがいました。見えたのは1羽だったのですがそれが飛び立つと5~6羽が飛び立ったように見えました。

また、先ほどの干潟に戻るとキアシシギ以外に明らかに違う鳥がいるのがわかりました。ムナグロに見えました。よく似ているダイゼンという鳥がいるのですが私は見たことがありません。帰ってから調べると大きさが違い、肢の指の数が違うようです。足の指はよく写っていますが蹴爪がないようなのでムナグロでよさそうです。

2年前の8月と3年前の9月に長井の畑でムナグロを観察していました。今回は鳥の姿を見ただけでムナグロという名前が出てきたのはその時の経験があるからだと思い当たりました。ネットでムナグロが来ていると知ったので干潟を探していたのですが畑に出ているとは思いもつきませんでした。シギ・チドリなので今回のように干潟にいると思い込んでいました。

ムナグロはけっこう大型の鳥だと思いますが、餌にしているのはミミズのように見えます。メダイチドリも同じものを餌にしていました。

スズガモ♂♀

日産自動車追浜工場と追浜運動公園の間の道を八景駅方面に行くと平潟湾に面した場所に出ます。その交差点の海側の角から下をのぞき込むと干潟に上陸しているスズガモの群がいました。まだ、こんなところにいていいのかとちょっと心配です。

しばらくしてみると泳ぎ始めました。

メダイチドリ

メダイチドリの餌はミミズのようなものに見えます。足元の泥の中にくちばしを突っ込み、線状の獲物の端を咥えて引っ張り、ゴムのように伸びたものを力づくで抜くように見えました。

上下の写真で少し明るさは異なるのですが、上の方が胸の赤みが強く、目の周りのくろいもようも濃くみえます。上が雄で下が雌だと思います。

いっしょに写り込んでいる画像がありました。これなら比較は確かです。

平潟湾

ゴールデンウイークが近づいてきました。ゴールデンウイークに入る前に平潟湾に行ってみなければなりません。

平潟湾の横須賀市側の干潟は工業団地の端にあり、道路から見下ろすことができます。季節になれば潮干狩りなどをする人もいます。貝がいるくらいですからほかの生き物も生息しており、それを目当てにいまごろはシギ・チドリが来訪してきます。

行ってみれば思った通りシギ・チドリが干潟に来ています。潮時を見ていったかいがありました。まだ、潮干狩りの人は出ていません。潮干狩りの人たちがわらわらと出てくれば鳥たちの姿はなくなってしまいます。上の写真ではメダイチドリとハマシギが見えます。

オオソリハシシギ

金田湾のハマヒルガオを確認し、江奈湾、毘沙門港の様子も見に行きましたがほとんど鳥がいませんでした。2日ほど前に長井でオオソリハシシギを撮ったとブログに掲載していた人がいたのでダメもとで行ってみました。長井港周りにはやはりほとんど鳥がいません。冨浦公園まで足を延ばします。

入り口から入ってすぐの海にもほとんど気配がありません。念のために自衛隊側のほうまで海岸を見ながら堤防に沿って歩いていきます。あまり期待は持てないという先入観を持っていたためか私は通り過ぎてしまいましたがほかの人が気づいて教えてくれました。

カメラを向けてもひるむ気配もなく悠々と餌を探してゆっくりと水際を歩いていきます。初めて見た鳥でした。ブログを見ていなかったらチュウシャクシギだと思い込んでわからなかったと思います。

ちゃんと見れば大きさはチュウシャクシギほどですが、くちばしがだいぶ違います。チュウシャクシギは下に曲がっていますが、オオソリハシシギはほぼまっすぐでやや上向きに湾曲しています。

コチドリ交尾

江奈湾の剣崎小学校前の堤防の下の砂浜に2羽のコチドリがいました。はじめはバラバラにえさを探していましたがふと見ると一羽の上にもう一羽が重なる形になっていました。しばらくはそのままじっとしていましたが急にごちゃごちゃと動いたと思ったらパッと離れました。ほとんど一瞬のことに見えました。

初めて見た光景なのでわからないのですが、たぶん交尾をしたのではないでしょうか。上の個体のほうが目の周りの模様が濃いので雄で下は雌だと思います。

キンクロハジロ

菜の花の柵堤の斜面を上り、池をのぞき込むとキンクロハジロの群が浮いていました。澤山池は山間の池で上空を猛禽が徘徊することも多い場所です。猛禽の狩りの対象になりそうですが池の中に茂るヤナギが身を隠す場所を提供するので心配が少ないのでしょう。いろいろなカモをはじめとした鳥が好んで立ち寄る場所になっています。

それにしても、4月になってもここを離れないでもいいのか少し心配になります。

ホオジロ

連日のホオジロの掲載です。ホオジロを撮ってはいたのですがいきなり足元に降りてきてしまわれ、少し慌てました。でも、ホオジロはすぐには逃げずに至近距離で何枚か撮らせてくれました。頭部の白い線は眉のように盛り上がっているようです。