いろいろ見ることができたので満足して棚田の道を下りました。池の端当たりのカナムグラの群落に差し掛かると、キタテハが目につきました。翅の縁の切れ込みが鋭い秋型でした。
「チョウ目」カテゴリーアーカイブ
ヒカゲチョウ
割と明るいところでヒカゲチョウを撮ることができました。日が照り付けているわけではないのできれいに撮れたと思います。
ウラナミシジミ
シジミチョウの仲間はマメ科植物を好むようです。
イチモンジセセリ
カラスウリの葉にイチモンジセセリがとまっていました。
ヒカゲチョウ
明るいところで撮ることができました。
ヒガンバナとキアゲハ
たしかに今は秋の彼岸です。ヒガンバナが満開でした。ちょうどキアゲハが来ました。誰かの生まれ変わりでしょうか。そんなことを思ってしまいます。
クロアゲハ
久々に明かるく晴れ上がった朝でした。気温は低目ですが寒いでというほどではありません。
湘南国際村に行ってみました。道には車が満ちていました。敬老の日ということで休日でしたが出勤の人が多いのかと思いました。でも、たぶんそれは誤りで行楽の人出だったのだと思います。
目的地に着いて駐車場に入ろうとしましたがロープが張られていたのでしかたなく澤山池を目指しました。
澤山池には先着の人たちがいました。皆、行くところに困ったのかもしれません。
澤山池を訪れたのは一か月ぶりです。
駐車場から出て池に沿った小道を行くとすぐにクロアゲハがやってきて近くにとまりました。クロアゲハを撮るのは久しぶりです。少し傷ついていました。夏の終わりを感じさせます。
キマダラヒカゲ
展望台に上っていく分かれ道に少し入っていくとコナラの木が生えている林になっています。人の歩く道になってしまったために根が表面に現れてしまっているところがありました。そこにはじめはルリタテハがいました。近づくとルリタテハは飛んでしまい、でもキマダラヒカゲが何頭もそこに取り付き逃げそうもありません。根のところでも甘い樹液が出ているのでしょう。
ジャコウアゲハ幼虫
そうこうしているうちに予報より少し早く雨が降ってきました。本降りではありませんが傘を差しました。例のごとく幼虫は見つかりません。前回いた場所を見てもわかりません。ウマノスズクサを頼りに目を凝らすとかじられた葉が目につきました。よく見ると影に見える黒い部分が幼虫です。
見つかったのは1頭だけでした。でも、視線がそこに行ったとしても背景に紛れて認識されない場合も多いのでしょう。あるいはもう蛹になるために離れたところに行ってしまっているのかもしれません。今度はさなぎを見つけるのが目標です。
クロマダラソテツシジミ
オオキンカメムシの見られる道をそのまま進み突き当りまで行ったところでアオツヅラフジを確認しました。あらためてウマノスズクサとの違いを確認するためです。
近くでシジミチョウを見かけました。尾状突起の近辺に赤い模様が見えます。ツバメシジミかと思いましたが違います。ウラナミシジミでもないし、それなら少し前に初めて見たクロマダラソテツシジミでしょうか?まだ、しっかり特徴をつかめていないようです。
帰ってから確認するとクロマダラソテツシジミでした。前回の個体よりも尾状突起がはっきりと撮れました。この場所は前回の場所とは一山違うところなのですが近いといえば近くです。周囲にソテツがあるようには見えませんでした。
ツマグロヒョウモン♂
ほかの場所に移動してウマノスズクサを確認しようと思いました。でも、その前にツルボの群落を見ていこうと上の公園に行ってみました。
昨年のツルボがあった群落の場所は丈の高い草が生い茂り、見る影もありませんでした。でも、ツマグロヒョウモンの雄が目の前を横切って止まりました。
ジャコウアゲハ幼虫
思っていた場所にいるはずの幼虫はすぐには見つかりませんでした。
まったくいなくなってしまったように見えました。風雨に流されてしまったのかという思いがよぎります。
色々な角度から探し回って小さい個体が葉の裏にいるのを見つけました。でも、前回のものはもっと大きくなっているはずです。探すと噛られた末の小さくなった葉に大きくなった幼虫が1頭だけ見つかりました。
前回にいた3頭のうちの1頭がこれなのでしょうか。また、ふ化したばかりの小さな5頭のうちの1頭がはじめに見つかったものなのでしょうか。あるいはもう、蛹になるためにどこかに移動したのでしょうか。
この場所を見つけたのは今年の大きな収穫です。ほかにもウマノスズクサを見つけたいのですがいまのところわかりません。
ジャコウアゲハ幼虫
雨は降らないようなので衣笠山公園の開園時に確認に行きたいと思いました。
空模様は少しあぶないですが今日を逃すと観察の間が空いてしまいます。
駐車場に車を止めてとり合えずウマノスズクサの場所を目ざしました。
その場所、に幼虫の姿は見えません。葉を裏返して何回も確かめましたが、いません。風雨に耐えられなかった?いや、そんなに柔ではないはずです。周囲を探すと1枚の葉が残り、かなり噛られて幼虫の姿が丸見えになっている葉がありました。大きくなった幼虫が2頭着いています。
土から直接に葉が出ているような感じでした。
探すと近くの小さな株に初日に見たときのような小さな幼虫が見えました。しかも5頭います。本当に幼虫なのか?と思いましたが幼虫でした。謎です。そこからふ化したと思われる卵の殻が見えています。
ゴマダラチョウ
甲虫や蝶を見ていると、コミスジに似ていますが明らかに違う蝶が来ました。大きく、模様が鮮かです。裏面の模様はコミスジのように明かるい茶色ではなく表面と同じ感じです。ミスジチョウかとも思いましたがゴマダラチョウです。
ここ数年、ゴマダラチョウは確認できていませんでした。アカボシゴマダラに駆逐されてはおらず生き残っていたのは朗報です。
アカボシゴマダラ
はじめは9時くらいに降りはじめるという予報だったので8:30の開門で入場し、ウマノスズクサと幼虫を確かめるだけでそそくさと帰るつもりでした。
でも確かめると、予報が変わっていて降るのが夕刻になっています。それなら、と一昨日のブルービーの広場を目的地に変更しました。
先日見たクヌギかコナラの木には相変らず蝶や甲虫が集まっています。ひび割れたゴリゴツの表面は樹液や蜜を泌み出しているようには見えません。
でも、見ていると甲虫はヒビ割れに頭を突っ込み、蝶はぜんまいのような口吻を伸ばして差し込んでいます。表面には見えませんがごつごつの樹皮の下に甘い樹液が沁みだしているのでしょう。
アカボシゴマダラが数頭、キマダラヒカゲ、ルリタテハがいた。甲虫はコメツキムシ、クロカナブン、アオカナブン、カナブンがいました。
ジャコウアゲハ幼虫
ジャコウアゲハの幼虫はいました。やっと判別できるくらいの小さかった幼虫が幼虫だとわかるくらいの大きさになっています。
しかも、3頭もいたのが不思議です。一昨日には1頭だったのに。
不思議だと思いながら近くの葉も探すと、金色の卵まで産みつけられているのがりました。
キマダラヒカゲ
衣笠山公園に行きました。
一昨日に見つけたジャコウアゲハの幼虫とウマノスズクサを確かめるためです。台風が発生したので今日を逃すと見られなくなる怖れがあります。
でも、通り掛けにキマダラヒカゲを見つけたので撮ります。なかなかきれいな個体です。
ジャコウアゲハの幼虫とウマノスズクサ
ジャコウアゲハがふらりと立ち寄ったあたりを見るとウマノスズクサのような植物があり、ジャコウアゲハの幼虫のようにも見える数ミリの大きさの黒っぽい塊がありました。カメラで撮ってみるとジャコウアゲハの幼虫のように見えます。ジャコウアゲハの幼虫がいるならその植物はウマノスズクサということになります。
もう、帰ろうという最後の最後にとてもうれしい出会いでした。
ルリタテハ
タテハチョウであるルリタテハも樹液が好きです。
キマダラヒカゲとカナブン
地形の底から山越えで駐車場まで戻らなければなりません。
通り掛けののコナラかクヌギの木にひんぱんに蝶が訪ずれていました。近づくと数頭のアカボシゴマダラをはじめとして、キマダラヒカゲ、ルリタテハ、カナブンなどが確認できました。
定かには見えませんでしたが樹液が滲み出ているのでしょう。何十年も前の小学生だった時の記憶から自信を持って言えます。