ほたるの里の池の入り口への川沿いの道の脇にはいろいろな植物が生えています。以前にはイタドリにはゴマダラカミキリを見かけたのですが最近はいません。
アオドウガネも最近見かけないと思っていましたが、今回はいました。しかもたくさん。葉の裏表についているくらいのかなりの密度です。食欲も旺盛でイタドリの葉は穴だらけになっていました。
ほたるの里の池の入り口への川沿いの道の脇にはいろいろな植物が生えています。以前にはイタドリにはゴマダラカミキリを見かけたのですが最近はいません。
アオドウガネも最近見かけないと思っていましたが、今回はいました。しかもたくさん。葉の裏表についているくらいのかなりの密度です。食欲も旺盛でイタドリの葉は穴だらけになっていました。
澤山池に流れ込むせせらぎは、しばらく雨が降っていなかったのでいつもの小川に戻っていました。
川のほとりの草丈の高い茂みの奥のほうの葉に黄色いカミキリムシが見えました。最近よく見るヨツスジトラカミキリです。動き回るのでなかなかピントが合わせられません。いまにも飛び立ってしまうのではないかと少し焦りました。
クズの蔓を抱え込んでいるのはオジロアシナガゾウムシです。1頭見つけたと思ったらそのまわりには次々と見つかりました。交尾しているものもいます。厚みがあるので絞り込まないとぼけてしまうのですがきょうは曇り空なので絞り込むこともできません。
ストロボを強制発光して明るさを稼げばよかったと思います。
朝方の雨がやみ、撮影の準備をして出ようとしたらまた降ってきました。でも、予報では天気は回復するはずです。躊躇しましたが出発しました。
やや危ない雲行きですがなんとか撮影を続けられました。
ここのところカシルリオトシブミをよく見かけます。5㎜ほどの体長の小さな虫ですが拡大するととても立派な見かけです。
濃緑色の翅の点列は見事です。胸部の上面の金色も素敵です。なによりも筋肉隆々という感じがすごいです。
あずまやの上の階段を登り切った角の茂みのカラムシの葉に細長い虫の影が見えました。10㎜ほどの体長で細長いく、逆光なのでよく見えませんが体形からカミキリムシだということはわかりました。
葉の裏側なのでどうしてもそのままでは撮れません。そっと葉を裏返しましたが逃げられることはありませんでした。
レンズを通してみるとやはりカミキリムシだとわかりました。ミドリトラカミキリとまでは出ましたが細かい名前がわかりません。黒い線が2本だということもかろうじてわかります。フタオビミドリトラカミキリでした。
小さくて地味な紙切りですがわたしの中ではポイントが高いです。ことしはトラカミキリの仲間にどれくらい出会えるか楽しみです。
澤山池の周回コースの整備が進んでいます。
まだ、少し危なそうなところがあるのでだれでも使えるようにはなっていません。少し急な斜面にロープがたらされてそれをつかむと登りやすくなっている場所があります。
登りきったところに赤い虫がいましたが、見ているうちに斜面の外側のほうに飛んでしまいました。虫のいるところははっきりとわかるのですが、足場の関係で撮る角度が限られます。
それでも何とか見られる一枚を撮ることができました。
赤い色の羽の虫が草の葉に留まりました。
草の葉が重なり合っているのでなかなか姿をレンズに捉えることができません。邪魔なものを手で除けてしまいたい衝動にかられますがじっと我慢です。
しばらく動いている間にいい場所に出てきました。
色のついている虫を見つけると嬉しくなります。
足元の草むらに光を受けて金属光沢を放つ虫。
まだ4月というのに夏日になったりする陽気です。いつもよりもずっと早く出てきてしまったのかもしれません。小さいのですが見ることができるととてもうれしい虫です。
ちょっと見はかなり立派な風情です。後ろ足の太さがすごいです。名前の由来が納得できます。
今年初めて見ましたが珍しい虫ではありません。最盛期には一つの花に数頭が必ずいるというくらいに過密になることもあります。この花はタンポポですが、花と比べるとかなり小さなことがわかります。
甲虫ですが飛んでいる様子は軽やかです。これも体が小さいところからくるものです。これからの季節、タンポポの花があったら見ればすぐに見つかるはずです。
見かけはそっくりだけどモモ太じゃない、というのがいたとしたら、それはトレーニング不足というわけではなく雌の個体です。メスはモモ太でなくても名前はモモブトカミキリモドキです。
イタドリハムシという名前なのでイタドリの葉の上にいそうなものですが、今回はスイバの葉の上でした。わたしの経験ではすぐ近くにイタドリがあってもスイバの上にいる場合が多いように思えます。
イタドリハムシという名に覚えがないという方も多いと思いますが、虫のことをよく知らないとナナホシテントウと色合いが似ているのでチラ見をして思い違いをしている場合が多いのだと思います。
色合いは似ていますが、外見だけを見ても、触角の形も体形も違います。
まだ、虫の数は少ないものの姿を見ることができるようになってきました。
タンポポの花は咲いていますが最盛期には花冠ごとに何頭もの虫を見かけるのも珍しくはないのですが今はまだほとんど何も見えません。
でも、よく見るとところどころに虫の姿を見かけます。タンポポの葉の上にナナホシテントウがいました。
ナナホシテントウは肉食でアリマキを餌にしていることが多いのですが、アリマキの姿は見かけません。おなかをすかしているちょっとかわいそうな状態なのかもしれません。
スイバの葉の上に塊でいたコガタルリハムシ。
スイバやギシギシはコガタルリハムシの食草です。おなかの大きいメスに2頭のオスが交尾を試みているところに見えます。この写真ではわかりにくいのですが雌の腹部は通常の倍以上の厚みがあるように見えます。
澤山池です。。ザリガニが異常発生したお話はしましたが、川の中ばかりではなく陸上を歩いているところもよく見かけます。澤山池に流入する小川に沿った踏み分け道を遡っていくときに踏みつぶされたを見ました。違和感を覚えたのでよく見るとザリガニの一部ではないところがあります。
シデムシでした。名前の通りにつぶれて死んだザリガニをあさっているのでしょう。でも、頭部が変です。ザリガニのつぶれた殻の一部になっているように見えました。
よく見るとそれは頭部が赤みを帯びたシデムシでした。図鑑では見たことがあるのですが、そんなものに遭遇することはあるのだろうか?と思っていたくらいの対象でした。
硬い翅の後部と羽から飛び出した尾が燐光を放つような感じの青みがかかっていました。
またか?といわれそうですが、またです。
ハンミョウをこれだけの回数見た年はありません。でも、見ると撮りたくなり、撮れば見てもらいたくなる、という心理です。
昨日と同じ澤山池です。はじめは蛍の里に行ったのですが工事が入っており車の置く場所が無いのでこちらにしました。
でも、すぐにハンミョウに出会いました。
朝方は涼しく曇ってもいてまた虫探しには向いていない日になるのかと思いましたが、日差しが戻ってきました。気温の差が大きいと体にかかる負担も大きいようです。いやに疲れた感じになります。
久里浜はなの国に行くことにしました。いろいろ持ち歩くので車でないとたいへんです。はなの国は南部清掃工場と一体で平日はごみの収集車の行き来が激しく車をとめにくいのです。
パークゴルフ場の方に車を置き、ゴルフ場の駐車場の縁を重点的に見ました。駐車場の裏手は斜面で植物が生い茂り、草が刈られている駐車場からは観察しやすいのです。
黄色のカミキリムシがいました。先日はフタオビミドリトラカミキリを紹介しましたが、今回のヨツスジトラカミキリはより虎の印象に近いものです。
まず、体色が濃い黄色です。体調も大きく25mmくらいだと思います。でも、名前とは違い虎のような猛獣ではなく草食です。植物の蜜などを吸うようです。一見、虎のように見えるのは黄色と黒の模様のためです。ハチなどと同じ色使いですが、ハチは肉食で毒を持ったりしていて危険です。その危険なハチに擬態しているといわれています。
このカミキリムシが飛んでいるところを見ると大体の人はハチが来たと驚き遠ざかります。
久しぶりに気温が下がった朝でした。
こちらでは雨こそ降りませんが空にはびっしりと雲が張っています。いつ降ってもおかしくなさそうな空でしたが、かすかにわかるほどの小さな雨粒が気流に浮いていました。
降っているともいないとも言えるそんな感じからすこし音が聞こえるかなという感じのときまでありました。たまにはこんな日が必要です。
なので、きょうは外に出ないで数日前の撮影の虫を紹介します。
少し大きな堂々としたコメツキムシでした。わたしの思うコメツキムシの代表のような感じでした。ただ、よく似ている種類が多くもしかしたら違う種類のものかもしれないという懸念はあります。
なんだかいやに虫の少ない日でした。何となく今年は虫が少ない夏のような気がします。
緩やかな斜面に広がるカナムグラの中の小道を上っていくとポツンと虫がいました。ニジュウヤホシテントウです。
このテントウムシはナナホシテントウなどとは違い肉食ではありません。草食ということは作物につくなら害虫とされます。カナムグラを食べているだけな問題はないでしょうがそうでないこともありそうです。
よく見かけるナナホシテントウとは星の数以外にも違いはあります。表面が毛におおわれていて艶がないこともその一つです。
少し長い名前のカミキリムシです。でも、虫の名前は見た目でつけられている場合が多いので割と覚えやすいものです。
トラカミキリという種類になります。黄色味を帯びていて猫背な感じなので見ればトラカミキリとわかります。あとは模様の違いで最終的な名前を付けます。
今回のカミキリは2本の黒い筋がありますからフタオビとなります。トラカミキリは黄色の体に黒い筋なのでトラカミキリですが、ミドリなのはたぶん、鮮やかな黄色ではなくくすんだ感じだからなのでしょう。
見た目も立派で名前も立派なのですが体長は15mmほどで細身なので少し離れると目立ちません。
それに、身軽で見つけられたと思うと草の間に潜りこんだり、飛んだりとすぐに逃げてしまうことも多いです。
今回は澤山池でしたが、やはり潜り込まれ、次は飛ばれたものの近くだったのでなんとか撮ることができました。ちょこまか動き回られるとなかなか捉えるのが大変です。
ハンミョウを撮ることができてうれしかったのは確かです。けれども最近紹介したものをまた掲載するという理由はもう一つあります。
2回目のハンミョウを掲載した時にはニワハンミョウと比較する意味もありました。
今回のハンミョウはかなり長い時間同じ場所に居続けてくれました。少しは位置を変えてくれるのですがもう十分にとれたな、と思ったときに何かがハンミョウの近くに飛んできて降りました。
少し小ぶりのハンミョウの仲間でした。初めて見るものだと思いました。
図鑑とネットで調べるとコハンミョウだとわかりました。白い模様が特徴です。金属光沢に覆われた体もきれいです。
久しぶりの澤山池はかなり水位が上がっているかと思いましたが、それほどではありませんでした。にわか雨の降り方は降っているときこそかなりの激しさですが間歇的なので降雨量自体は少ないのでしょう。
小川では真っ赤なアメリカザリガニが目立ちました。流れは小さかったので石の上を歩いて渡ることができました。しゃがんですぐ向こうのザリガニを見ているとこちら側に岸辺にも何か気配を感じました。
ハンミョウです。目の前に、撮ってくれと言わんばかりのポーズです。カメラもちょうどよく構えているところでした。
何回か紹介しているハンミョウですがうれしいので掲載させていただきます。