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ツマキチョウ

クロコノマチョウという少し珍しい蝶も撮れたし、いよいよ蝶が出始めた、と気分を良くしました。下の方から斜面に沿って小さな白い蝶が昇ってきます。羽ばたきのピッチが小さい独特の飛び方でツマキチョウだと分かります。

ひらひら舞いながら上の方へと移動していくのを見逃さないように追います。あまり急な追い方をすると遠ざかってしまいます。見ていると初めに待っていたムラサキケマンのあたりを行ったり来たりしています。ムラサキケマンに止まればほとんどツマキチョウだと言えます。

何回かシャッターを押すことができました。雄のツマキチョウです。今年もツマキチョウに会うことができました。

クロコノマチョウ

気温が上がり、空気が乾いて虫たちが飛び回れるようになるまで待たなければなりません。そうこうしているうちに気温が上がってきました。周りの様子を少し確かめようと下の方に歩いていた時に今は水の溜まっていない田に落ち葉のようなものが落ちました。落ちるというか直線的に舞い降りた感じです。あまり見かけない蝶です。その場所から目を外すととたんに姿を見失います。

ふだんは林の中にいてなかなか出会わない蝶、クロコノマチョウです。姿が白っぽく見えたのでシロコノマチョウかと思ったのですがそういう名前は検索しても出てきませんでした。大型のタテハチョウの仲間です。

アメンボ

土曜日は人出が多くなるので出かけませんでした。でも、午後になってからやはり気になりました。澤山池はイベントがあると思いますがかがみ田ならだいじょうぶと行ってみました。

風も強いためもあり、虫の姿は少ないものの人気は思った通りありません。ツマキチョウは影も形もありませんでした。ウグイスの鳴き声も聞こえません。

シオカラトンボ

かがみ田の入り口から入って竹製の扉を通り過ぎてすぐの足元の湿地の植生の上にトンボがいました。見かけから言ってシオカラトンボのようです。

近くには暗い色のシジミチョウがいました。よく見えなかったのですがちらりと見えた色からムラサキツバメと思われました。残念ながら画像に残すことができませんでした。

ルリシジミ

ルリシジミによく似ているシジミチョウにヤマトシジミがいます。慣れないと区別が難しいのですが生態でも見分けることができます。ヤマトシジミはカタバミを食草としているので成虫でもその黄色い花が好きなようです。足元のカタバミの周りにいるのはヤマトシジミです。

ルリシジミは花ではなく木や葉に留まったりします。石にも留まります。石の上に鳥の糞の白い跡があったりしますが栄養分を摂取していると思われます。

外見ではヤマトシジミはやや暗く、ルリシジミは明るい印象です。上の2枚の写真は両方ともルリシジミの同じ個体です。下の画像では口吻がシダの表面に伸びています。表面の水分でも吸っているのかもしれません。羽を開けばルリシジミの内側の色は明るい空色であることがわかります。残念ながら今回は開いた時の場面は撮ることができませんでした。

モモブトカミキリモドキ♂

カジイチゴの花にモモブトカミキリモドキの雄がいました。後肢の腿が太いのはオスだけなので雌雄の区別は簡単です。珍しくはなくタンポポの上やほかの花の上にもよく見られます。でも、小さいので気を付けてみないと見過ごしてしまいます。