おおたわ虫の国 6月
おおたわ虫の国(page80) 2011/ 6/19
2011/ 6/19
ヨツボシテントウダマシ
観察地についてすぐに見つけた不思議な虫。体長5mm。ハムシのようにも見えるし、こんな模様のものは見たことがないし。初めて見るものであることはわかった。色もきれいだし、模様もはっきりしているからすぐに同定できると思った。
透明ケースも持っていたのですこし入ってもらってじっくりと写させてもらった。触角はハムシのようにも見える、頭盾は黒、胸背は暗橙色、橙色の翅は黒いT字模様、その両脇に2つずつの黒点。
図鑑を繰ればわかると思ったけれど、まさかテントウダマシとはね。今までの経験の成果があったためかテントウとはちらとも騙されなかった。(2011/ 6/19)
ヒメシロコブゾウムシ
クズの葉の上にいるのを見つけた。ほんとうにゾウムシという名がふさわしい貫禄のあるゾウムシだ。逃げるそぶりも見せない、と感心しながらカメラの準備をしていたら、期待に背いてころっと転がり落ちた。でも、落ちたところがまた撮りやすいところだった。はじめは仰向けになって動かなかったけれどそのうちにジタバタして逃げ始めた。(2011/ 6/19)
アカヒメヘリカメムシ
体長9mm。ヘリカメムシの仲間だ。触角の先が赤く、脚はベッコウ色、胸背と翅は濃い茶色、腹部はクリーム色だ。図鑑を見てもわからなかったが、触角が橙色のカメムシで検索して見つけた。その名で図鑑を見たら掲載されていたが、見かけではわからなかった。平地から山間部の草地に普通な種、とあった。(2011/ 6/19)
クロキオビジョウカイモドキ
体長3.5mm。イネ科植物の葉の上にいた。なんだかまったくわからない小さな虫だった。翅の模様で初めて見る虫だと分かった。よく見ると触角の基部近くが橙色で太い。でも、特徴があるのですぐにわかるはずと図鑑を繰った。ハムシではないし、ゴミムシでもないし、あきらめかけたところで見つかった。見つかれば間違えようがない特徴だ。図鑑では「オスの触角は第3節が異常に太い」、とあるので、これはオスのようだ。神奈川県では絶滅危惧U類らしい。(2011/ 6/19)
シラホシカメムシ
体長6.5mm。草の上にいたカメムシ。最近よく見るハナダカカメムシだろうと思ったのだがなんだか違う。二つの白い星がある。(2011/ 6/19)
アワダチソウグンバイ
最近知った虫だが、どこにでもいるようだ。葉の上にへばりついていて動かないので撮りやすい。下は拡大したもの。このくらい大きくするとメカっぽくてまた面白そうだ。体長3mm。(2011/ 6/19)
カシルリオトシブミ
イタドリの葉にたくさんのカシルリオトシブミがいた。写りはよくないけれど証拠写真だ。(2011/ 6/19)
カツオゾウムシ
久しぶりにかなり赤いカツオゾウムシを見つけた。体についている赤い粉が落ちていない若い個体なのだろう。(2011/ 6/19)
アオカミキリモドキ
ここのところアオカミキリモドキを見かける。いままではあまりよく撮れなかったが、これはまあまあの写りだ。ただ、この個体が動き回るので危うくフレームアウトしてしまうところだった。(2011/ 6/19)
アメンボ
もう少し大きく撮れれば種類がわかるが近づけない。見慣れている人なら遠くてもわかるかもしれない。(2011/ 6/19)
正体不明
容器に入れて写したのだが底ではなく壁にへばりついてしまったのでわかりにくい写真になってしまった。背中の模様から見ると分かりやすそうなのだが、もう少しちゃんと粘ればよかった、と反省。(2011/ 6/19)
カワトンボ
体長47mm。(2011/ 6/19)
クサギカメムシ
体長15.5mm。ひさびさの登場だ。(2011/ 6/19)
ヤマイモハムシ
ここのところよく見ている。なかなかうまく撮れない。(2011/ 6/19)
ナカジロサビカミキリ
体長9mm。小さいごつごつした感じのカミキリムシだ。小さくても形からカミキリだとはすぐわかった。模様も特徴があるのですぐに名前もわかった。以前にアトジロサビカミキリは掲載したがナカジロサビカミキリは初めてだ。(2011/ 6/19)
毛虫
立派な毛虫なのでつい撮ってしまった。何になるのだろうね。(2011/ 6/19)
オオキイロコガネ
体長11mm。体型や触角はまさしくコガネムシだ。逃げるので容器に入ってもらった。体の裏表を見せてくれた。表面全体に薄茶色のほこりのような粉がまぶされている。体色は赤茶色でつやがありそうだ。(2011/ 6/19)