おおたわ虫の国 6月
おおたわ虫の国(page77) 2011/ 6/ 5
2011/ 6/ 5
アブラギリ
道を覆う桜のような花。道端のやぶやシダ、アジサイの上にも降り積もっている。シダに花が咲いているように見えるのはとても不思議なことだ。見上げると大きな葉の大木に白い花が上向きにびっしりと咲いている。大きな葉はキリに似ているけれど花は全く違って見える。
アブラギリは戦争中に燃料油とするために植えられたと聞く。山の中に何本もの大木がそびえるのは軍港のあった横須賀という地に意識的に植栽されたものなのだろうか。(2011/ 6/ 5)
ヤブジラミとハナダカカメムシ
体長6mm。シラミは見たかとがないけれど、この花穂がシラミに似ているのだろう。つやのない外見で確かに頭部が少し突き出している。(2011/ 6/ 5)
トホシテントウ集団カラスウリに
体長7.5mm。少し前にはナナホシテントウばかり見かけたが、最近はトホシテントウを見かけるようになった。暗い緑色をしたカラスウリの葉に集団でいるところを見つけた。葉はすっかり食べられて残った葉脈の向こうが透けて見える。
(2011/ 6/ 5)
ヤマイモハムシか
体長6mm。頭部・胸部は細く濃い暗橙色、翅色はつやのある濃暗緑色。きれいな虫だ。ヤマイモハムシのように思える。(2011/ 6/ 5)
ホシハラビロヘリカメムシ
体長14.5mm。クズの葉にいた。少し前からふつうに見かけるカメムシだ。、ハラビロヘリカメムシとそっくりだが、黒点がはっきりしているのでそう判断した。(2011/ 6/ 5)
ツノゼミ
体長6mm。半翅目で突起もあるように見えるのでツノゼミだろう。上の写真はトビイロツノゼミのように見える。下は違う個体のように見えるが、位置が変わっただけかもしれない。記憶が定かでないのでわからない。(2011/ 6/ 5)
アカサシガメの食餌
体長15.5mm。サシガメなので肉食だ。クモだか昆虫だか判別できないが、口吻を突き立てて捕獲し、吸汁している。すぐ隠れるので撮りにくい。(2011/ 6/ 5)
ダイミョウセセリ
クワの葉にとまったダイミョウセセリ。紋付き袴が少し擦り切れているように見える。(2011/ 6/ 5)
アオカミキリモドキ
体長10mm。頭部は濃橙色。体型は細長く翅は緑がかったつやのある黒色。図鑑でルリカミキリモドキかと思ったけれど、それは頭部先端が黒色だし、絶滅種らしい。カミキリモドキは体液にカンタリジンを含み炎症を起こすので有名らしい。写真を撮るだけで触らないでよかった。下の写真は別の個体で写りは悪いけれど色合いがわかるので参考に掲載する。色合いがはっきりわかり、きちんと撮れていればきれいだろうに残念。(2011/ 6/ 5)
ハスジカツオゾウムシ
前回にも掲載したが、模様がぶれていたのでもう一回。こちらも葉が間に入ってしまい少しぼけているが模様はよくわかる。これだけ特徴的な模様なら同定もしやすくてうれしい。(2011/ 6/ 5)
ヒメシロコブゾウムシ
体長12mm。ゾウムシという感じの風貌だ。これが飛ぶとはなかなか信じがたい。(2011/ 6/ 5)
トホシオサゾウムシ
体長8.5mm。赤い体に黒い4つの黒点があるのですぐに同定できる。4つの星なのにどうしてトホシなのかと思うが、小さい黒点も入れるとたぶん10の星があるのだろう。(2011/ 6/ 5)
カワトンボ
体長55mm。ここのトンボは薄い橙色の半透明の翅だが、透明な翅のものもあるらしく、種分化の途上らしい。(2011/ 6/ 5)
アカタテハ蛹
カラムシの群落が道端にあるところを通りがかると、風もないのにがさがさと音がする。1本のカラムシの上部が激しく揺れて音を立てていた。そのあたりの葉は裏の白い部分を表側にして丸まっている。その葉の端が開き、食べられて中も透けて見えた。覗くと蛹がいた。蛹がジタバタして音を立てているのだ。葉を開いてみると、銀色光沢のあるアカタテハの蛹があった。何かの襲われているのかと思ったけれど、そんな凶暴なものは見えない。見当たったのは小さなハエだ。もしかしたら寄生バエが蛹に産卵しようとしていたのかもしれない。無事に成長できるだろうか。(2011/ 6/ 5)
モンシロチョウ
上の写真は羽化したばかりのようなきれいなモンシロチョウがタンポポの花に来て吸蜜していた。中と下の写真は別の場所。(2011/ 6/ 5)
ヨモギハムシ
上の写真は体長6mm。イタドリの葉の上におり、全体に光沢のある黒色だ。少し小さいがヨモギハムシかな。中としたの写真はヨモギにおり、体長6.5mm。(2011/ 6/ 5)
カツオゾウムシ
カツオゾウムシの赤い粉が褪せてきたところかな。(2011/ 6/ 5)
ハリカメムシ
体長11mm。クズの葉の上にいた。ホシハラビロヘリカメムシが目立つけれどもときどきハリカメムシもいる。肩の部分がとがっている。(2011/ 6/ 5)
ヒメゴミムシ
体長12mm。ゴミムシとヒメゴミムシは似ているけれど、翅の線と線の間に点刻があるのはヒメゴミムシ。(2011/ 6/ 5)
ヒメデオキノコムシ
体長5mm。ブラシ状の触覚と翅の橙色の模様がチャームポイント。下の写真は拡大したもの。(2011/ 6/ 5)
オオヨモギハムシ
体長9mm。ヨモギの葉の上にいて頭部と胸部は黒色、翅の色は光沢のある紫藍色だ。翅の色については個体差があるらしい。(2011/ 6/ 5)
ジンガサハムシ
体長9mm。いつみても不思議な感じも虫だ。明るい中で陽射しを浴びれば金色に光っている。また、羽ではないところに透明な部分が多いのもほかの虫にはなかなかない。日を反射しているところがうまく撮れないのは残念だ。(2011/ 6/ 5)
ヨツモンクロツツハムシ
初出かと思ったら2009年、このHPの1ページ目にも掲載している。下は拡大したもの。(2011/ 6/ 5)
クロボシツツハムシ
体長6mm。ここのところよく出会う虫だけどわりとよく撮れたので掲載。下の写真は拡大。(2011/ 6/ 5)
オオマルノミハムシ交尾
これも最近よく出会う。下の写真は拡大。(2011/ 6/ 5)
まだら模様の茶色の甲虫
体長6mm。ハルシオンの花にいたこの虫はいったいなんだろう。甲虫であることはたしかのように思える。(2011/ 6/ 5)
ラミーカミキリ
体長13mm。ここのところよく見かけるようになった。でも、見るとすぐに撮りたくなる。(2011/ 6/ 5)
オバボタル
体長9.5mm。オバボタルもここのところよく見かける。このあたりはゲンジボタルもいるからもしかすると混同しているかもしれない。(2011/ 6/ 5)
ゴキブリ
ゴキブリは家庭害虫として嫌われているけれど、大部分のゴキブリは屋外にいて自然界の掃除屋さんだ。歴史だって人間よりずっと長いし。(2011/ 6/ 5)
ルリシジミ
ルリシジミの外見はヤマトシジミによく似ている。ちらっと見るとヤマトシジミの裏面はルリシジミよりも暗い感じだ。また、活動するのも地表近くではなくて、もっと上空を飛ぶ。ルリシジミの表面は明るい青色でとてもきれいだが、今回は翅を開いた様子を見ることはできなかった。(2011/ 6/ 5)