くりはま花の国 8月
くりはな虫の国(page61) 20100803
夜の公園は、ひとりでは少し怖い。
カメラなんて持っているとかなり怪しいかもしれない。三脚や照明を用意しなければいけないので大荷物だ。それでも、セミの脱皮を見るたびにこの季節に感謝する。
前日に準備していざ出発というところで、思いもかけなかった降雨。
雨の日には脱皮はない、雨の翌日はその分条件はいい。
公園につくと、狙い通りにセミの幼虫がいっぱいだ。舗装された道路にあおむけになって動けないのもいる。土の中はいいが、硬い路面は苦手なようだ。
舗装されていなくても、硬い土の上で起き上がれなくなっているものもいた。落ちていた葉っぱを差し伸べるとしっかりとつかんで起き上がる。
2010/ 8/ 3
セミ脱皮 Flash動画
太い欅の幹にしっかりとかぎづめを立てている幼虫を見つけた。通路に近いので街灯の明かりがあり、観察もしやすい場所だった。
その幼虫に目星をつけ、三脚を開いたり準備をしているうちに膨らんでいた背中が割れてみるみる膨らんできた。あせって準備を終え、テスト撮影もして撮り始めた。初めは5分間隔のつもりだったが、変化があまりにも速いので3分間隔にしたが、それでも不足なようで1分間隔に変更した。
この写真は1分間隔で撮影したものをフラッシュ動画にしたもので、10枚の静止画を使用している。使用した静止画はこの下に示した10枚だ。つまり、10分間を10秒で見てもらっている。
このあとに、翅が広がり始める。(2010/ 8/ 3)
セミ脱皮 Flash素材の静止画
(2010/ 8/ 3)
セミ脱皮 静止画
こちらは脱皮が終わり、翅を展開するところだ。もっと待っていれば体が固まり、翅もしっかりして色もつくはずだが、待ちきれない。
(2010/ 8/ 3)