くりはま花の国10月
くりはま花の国9月
くりはな虫の国(page48) 20091004
2009/10/ 4
ツバメシジミ♂
今週は今日だけ晴れるけれど、あとは曇りや雨の予報だ。この晴れ間を生かさなくてはと外に出る。
ツバメシジミもごくふつうに見るシジミチョウだが、かわいい。尾状突起、その付近の赤のワンポイント。表面は雄が青紫、雌が暗褐色で裏面の赤い模様と同じ場所に赤い模様が見える。セイタカアワダチソウ、イタドリ、いろいろな花の蜜を吸っている。(2009/10/ 4)
ヤマトシジミ
ヤマトシジミもごくふつうにいるシジミチョウだ。雄の表面は青、雌の表面は暗褐色だ。裏面の灰色は少し暗めの感じがする。セイタカアワダチソウ、スターチスの蜜を吸っていた。(2009/10/ 4)
ヨモギハムシ
これも久しぶりに見かけた。ヨモギの葉にいればヨモギハムシとぴったりだが、あまりに久しぶりでほかのサルハムシかもなんて思ってしまった。(2009/10/ 4)
スジグロシロチョウ
鱗粉が真っ白に輝き翅の付け根あたりを中心に黄色っぽくて、蛹から出てきたばかりのような初々しい個体だ。イノコヅチの蜜を吸っている。イノコヅチは見かけに似合わずほかの虫もよく来る植物だ。蜜もおいしいのかもしれない。(2009/10/ 4)
ルリシジミ
ルリシジミはぱっと見るとヤマトシジミによく似ている。全体の印象がヤマトシジミよりも白っぽく見えるのは光をよく反射するためだろう。裏面の黒い斑点も薄い感じだ。大きさもヤマトシジミより一回り大きい感じで、飛び方は敏捷だ。ヤマトシジミはあまり高みを飛ばないけれどルリシジミは高く飛ぶ。表面の色は雌雄ともその名のとおり青いが、雄が全面が青いのに対し、雌は太い黒い縁取りがある中が青い。(2009/10/ 4)
ムラサキツバメ幼虫
また、出演してしまった。下の写真のように裏側に丸まったマテバシイの葉の内側にいるので、その巻きを展ばして見せてもらったところだ。一枚の葉の何箇所かに切れ目を入れることにより、内側に巻き込むようだ。この葉は茶色に変色してきているので、薄緑色の幼虫がよく目立つが、扁平な形の色のよく似た幼虫が葉にぴったりと着いていると葉の一部にしか見えない。目は腹側についているので上の写真では見えていない。(2009/10/ 4)
ムラサキツバメ幼虫とアリ
同じくムラサキツバメの幼虫だが、アリとの関係で掲載した。幼虫にアリが群がっているが、それは幼虫を餌にするためではなく、幼虫から出る甘い液をアリが得るためだ。それによって幼虫は外敵から守られている。幼虫はマテバシイの若い葉や芽を食べている。葉の中に隠れてばかりはいないで出歩くこともあるようだ。(2009/10/ 4)
キチョウ
キチョウという名のとおり、とても黄色い。(2009/10/ 4)
ウラギンシジミ
きのうの雨で朝方はまだ湿度が高く気温も低いので蝶の動きが鈍い。草むらの中に白い部分が見えたので近づくとウラギンシジミだ。こんな目立つ様子だと狙われやすそうなのに虫の世界はそうでもないようだ。(2009/10/ 4)
クロウリハムシ
いつもは少し近づくと逃げてしまうのに、きょうは撮らせてくれた。磨き上げた車の表面が回りを映し出すように、黒いつやのある翅に世界が映し出されている。(2009/10/ 4)
ヨコヅナサシガメ幼虫
日が射したケヤキの幹の表面のヨコヅナサシガメの幼虫が、黒光りする体を輝かせている。漆のような赤い部分は時間がたつにつれて消えていく。(2009/10/ 4)
ジニアのつぼみ
花の国ではいまジニアは盛りだ。その中でまだ開いていないつぼみの黒く縁取りされた形がおもしろいので撮ってみた。花期がかなり長い花のようだ。(2009/10/ 4)
ゴミムシダマシの仲間のような
はっきりと見えないうちに飛び立ってしまったので、形からたぶんゴミムシダマシの仲間だと思うのだけれどよくわからなかった。(2009/10/ 4)
クサギカメムシ幼虫
光の当たり具合がよかったのか、かなりくっきりと撮れた。(2009/10/ 4)
セイタカアワダチソウにモンシロチョウ
ここのところあまり見かけないモンシロチョウだ。この個体も白が鮮やかで翅の付け根から黄色を帯びている。蛹から孵って間もないようだ。(2009/10/ 4)
キタテハ
地味な感じの蝶だが、ぼくは好きだ。カナムグラなどが食草だというが、幼虫を見たことはない。さび色を帯びた裏面もなかなか味があるし、オレンジが主体の表面も水色の部分などが散っていておしゃれだ。(2009/10/ 4)
コカマキリ
手持ちの図鑑ではカマキリは5種類しか掲載されていない。小型で褐色のこの個体は色・形、前脚の黒点から見てコカマキリだろう。頭部の大きさと比べるととても大きな眼だ。(2009/10/ 4)
スズメバチの巣
パークゴルフ場の受付の裏手の山の大きな木の上方の幹に白茶色のものがついている。遠いのでよく見えないが、オオスズメバチの巣のようだ。下の写真ではスズメバチの形がわかる。巣の大きさも見当がつくが、かなり大きい。(2009/10/ 4)
ウラナミシジミ
ウラナミシジミの表面は雌が青みがかっており、雄は褐色だ。上の2枚の写真は雌だと言うことがわかる。3番目のはどちらともいいがたい。もう少し開いてくれれば自信を持って言えたのだけれど。(2009/10/ 4)
ムラサキツバメ♂
ムラサキツバメの幼虫ならもう簡単に見つけることができる。いままで見たことがなかったのはどこをどう見ればいいかがわからなかっただけだ。ずっと以前から幼虫は存在していたのに見ていなかっただけなのだろう。
ムラサキツバメの成虫もこのごろよく見かけるようになった。でも、それが翅を広げているところを写真に収めることがなかなかできなかった。その機会がやっと訪れた。深い濃い紫色を持つ雄だった。(2009/10/ 4)
ベニスジヒメシャク
蛾はあまりに種類が多いので半分あきらめているのだけれど、きれいな蛾を見ると撮ってしまう。撮ってしまうと名前が知りたくなる。
ちょう・がのずかんで見つけることができた。赤い筋がチャームポイントだ。昼間に花にとまっていたことから昼行性なのだろうか。花に長い口吻を伸ばして吸蜜しているように見える。(2009/10/ 4)
黄色いテントウ
黄色いテントウムシと言えばキイロテントウがいるのだが、前面の模様からいってキイロテントウではないようだ。ナミテントウは変異が多いのでそのひとつだろうか。この写真の個体は脱ぎ捨てた殻の上にいた。脱皮してすぐなのでまだ色が薄いのか。(2009/10/ 4)
ナナホシテントウ幼虫
この幼虫は模様からいってナナホシテントウだ。(2009/10/ 4)
タデ
特徴のある花だからタデの仲間まではわかる。オオイヌタデあたりだろうか。(2009/10/ 4)
ヒカゲチョウ
今日の最後はヒカゲチョウだ。マンホールのふたの脇のコンクリートのところで翅を開いていた。だいぶくたびれた様子の個体で模様も薄れている。前翅にはほとんど模様が見えず、後翅は目立つのは大きなひとつの紋だけだ。よく見ればうっすらと紋があるのが見えなくもない。(2009/10/ 4)
Copy Right Midorisijimi