ヒメウラナミジャノメ

ヤブミョウガ

アカスジキンカメムシを捕らえたムシヒキアブ

カラムシの花

クモ

アブラギリの実

クズの花

アカスジカメムシ幼生

ハナダカカメムシ

花畑

ヤブガラシ

ノブドウ

2頭のアオスジアゲハ


ベニヘリテントウ

ヒメカメノコハムシ⇒イノコヅチカメノコハムシ

オオホシカメムシ

ムラサキツバメ

セスジナガカメムシ

カメムシ幼生

ツクツクホウシ

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セリの花

くりはま花の国8月

くりはな虫の国(page40) 20090828


2009/ 8/28

 ヒメウラナミジャノメ

ヒメウラナミジャノメ ヒメウラナミジャノメは珍しい蝶ではない。見かけも地味で薄暗いところにもいたりする。飛び方もあまり上手には思えない。一直線に飛ぶ感じではなく、ぴょこたんぴょこたんと上下をくり返しながら進む感じだ。でも、じっとみると裏面の波模様はなかなか趣があり、通好みかもしれない。(2009/ 8/28)

 ヤブミョウガ

ヤブミョウガ ヤブミョウガは薄暗いところに群生している。穂状の白い花をつけ、その後に実をつける。しおれた花がまつわりついているけれど、青い実は光沢もありきれいだ。(2009/ 8/28)

 アカスジキンカメムシを捕らえたムシヒキアブ

アカスジキンカメムシを捕らえたムシヒキアブ けっこう大きな木の枝が低いところまで伸びていた。その枝の先のほうに何か変わった形のものが見えた。近づいて見てみると虫だけど・・、よく見るとアカスジキンカメムシをムシヒキアブが捕らえて一体に見えていた。大きな獲物を捕らえ、その体液を吸っている様子だ。ムシヒキアブは逃げようともしなかった。ムシヒキアブの種類は同定していない。(2009/ 8/28)

 カラムシの花

カラムシの花 カラムシは麻の仲間で成長が速い。刈り払われても刈り払われてもすぐに出てきて何もなかったように茂っている。それは、地下の根が残っているからそこから成長を続けるのだ。でも、ちゃんと花もつける。花が咲けば種子もできて、そこから新しい個体ができることもあるのだろう。どんな種子なのか記憶にはない。(2009/ 8/28)

 クモ

クモ ヤブガラシの花のついているあたりの付け根に変わった形のものが見える。何かの卵だろうか?そんな感じもしたけれど、写真を見ればクモの糸が見える。じっとしているクモだった。(2009/ 8/28)

 アブラギリの実

アブラギリの実 たぶん、オオキンカメムシの幼生がついていたのがこの実だ。見上げるとずっと高みに鈴なりのみが見えるけれど、届きそうもない。あそこにはたくさんの幼生がいるのだろうか。どこかに低い場所で観察できるところがないだろうか。(2009/ 8/28)

 クズの花

クズの花 原や茂みを覆い尽くしそうな勢いのクズも花はなかなか趣がある。好きな花だが、そんな悠長なことを言っていられないところもあるので怒られそうだ。(2009/ 8/28)

 アカスジカメムシ幼生

アカスジカメムシ幼生 前のページではこれよりも白くて翅になる部分も小さいのを5令幼虫としてしまった。こちらのほうが成虫になる直前の幼虫と思われる。(2009/ 8/28)
 下の写真は別の個体でこれと同じ令かあるいはもうひとつ若い令だろう。よくわからない。 アカスジカメムシ幼生

 ハナダカカメムシ

ハナダカカメムシ キツネノボタンにいるのを見ることが多かったけれど、セリでもいいらしい。(2009/ 8/28)

 花畑

花畑 「くりはま花の国」はその山間を花畑にして秋にはコスモス、春にはポピーを一面に咲かせている。見た目はきれいなのでバスを連ねてくるような観光名所にもなっている。いまはコスモスへの時期なのだけれど、まだ花は早いようだ。クレオメとジニアが先に咲き始めている。(2009/ 8/28)

 ヤブガラシ

ヤブガラシ レッドロビンの生垣を覆っているヤブガラシ。これ以上茂ればほんとうにその下に隠れた植物は枯れてしまうだろう。這い登ることにより日当たりのいい一等地を確保し、種の保存のために花をつける。葉や蔓が赤黒い色なのですこし不気味感がある。また、他の植物を押しのける旺盛さなので嫌われる。でも、冠状にオレンジ色のかわいい小花をつけ、蝶や蜂を呼び寄せる。(2009/ 8/28)

 ノブドウ

ノブドウ ノブドウはちょっと見るとブドウと同じ葉に見える。花の後につく実はブドウほど大きくなく、密集もしていない。でも、熟してくると金属光沢を持つ青や緑、紫などのきれいな色になる。いまはまだ、小さくてうす緑色だが、熟して色づいた実を見るのが楽しみだ。(2009/ 8/28)

 2頭のアオスジアゲハ

2頭のアオスジアゲハ アオスジアゲハは2頭、3頭と連なって飛ぶことがある。飛んでいるところなのであまりよくは撮れないけれど、こんな感じということはわかる。(2009/ 8/28)


2009/ 8/29

 ベニヘリテントウ

ベニヘリテントウ 最近はほとんどテントウムシを見ない。ほかの虫もあまり見かけないのだが、そういう時期なのかもしれない。歩道と車道の境目あたりに生えている丈の高いカラムシの葉の裏についていた。2頭いたし、逆光だったのではじめはなんだかよくわからなかった。風もあり、ピントがずれてしまった。(2009/ 8/29)

 ヒメカメノコハムシ⇒イノコヅチカメノコハムシ

ヒメカメノコハムシ⇒イノコヅチカメノコハムシ この虫も1ヶ月以上も載せてはいない。でも、イノコヅチの葉にいるのがわかっているのでいつでも撮れると思っていた。今回はなかなかほかの虫にもあわないし、いよいよ登場だ。透明感もあり、脚などが透けて見えているのがわかる。(2009/ 8/29)
 最近までヒメカメノコハムシと同じとされていたイノコヅチカメノコハムシが別種だという記事があった。図鑑などでもそう扱われていたということだから、それを基にしているぼくたちは混同して当たり前だ。ヒメカメノコハムシには上翅側縁後方に黒紋が出現するが、イノコヅチカメノコハムシには出現しない。また、ヒメカメノコハムシはアカザ、シロザにいるが、イノコヅチカメノコハムシはイノコヅチにいるということだ。
 この写真だが、たしかに黒紋はない。また、イノコヅチにいたことからイノコヅチカメノコハムシのようだ。(2009/ 9/ 1)

 オオホシカメムシ

オオホシカメムシ きょうで一気に研究が進んでしまった。ヒメホシカメムシとオオホシカメムシはよく似ている。大きさと形が違うので区別できる。でも、両方ともアカメガシワを吸汁するのは共通だ。アカメガシワの種をつけた部分がいまたくさん落ちている。そこにうろついている虫がいたらヒメホシカメムシかオオホシカメムシといえる。ただし、幼生もいるので見分けが難しくなる。
 図鑑の説明によればオオホシカメムシは海岸近くにいるという。たしかに久里浜はその名から言っても海に接している場所だ。この細長いのはオオホシカメムシの成虫だ。体長15.5mm、大きさからも形からもオオホシカメムシといえる。(2009/ 8/29)
 下に並べたのは今回撮った幼生だ。それぞれ令が違う。カメムシの幼生は5令まである。成虫も含めて縮尺がそろうようにしたので、写真の大きさの割合がそれぞれの大きさの割合ということになる。写真のいちばん上の幼生は12mm、中ほどのは7mm、いちばん下は3mmだ。あと2つの令の幼生がいるはずだ。アカメガシワの黒い種子も約3mmだ。硬そうな種子だが、ここに吻を突き立てて汁を吸っている。 オオホシカメムシ幼生オオホシカメムシ幼生オオホシカメムシ若令幼生

 この下の写真も同じときのものだが、記録しておきたい。
 この個体が口吻にアカメガシワの黒い種子を突きたててぶらさげたまま歩いていた。はじめは擁壁の上部にいたのだが、だんだん下に下りてきて、窪みに落ち着いた。そこで種子の汁を吸っているようだった。種子を必要に応じて運ぶことができるのかもしれない。ただ、種子から吻を抜いたところまでは確認していない。ほかにも、ひとつの種子に吻をつきたてて別の窪みにいた個体も観察した。その個体が種子をそこまで運んできたのか、窪みにはまった種子を吸っているのかはわからない。ほかにも運ぶところを観察できれば種子を運ぶ性質があることになる。 種子を運んだオオホシカメムシの幼生 

 ムラサキツバメ

ムラサキツバメ ムラサキツバメは羽を閉じているとそんな感じはしないが、開いたときの青紫色の金属光沢をもつ表面が光を反射するととてもきれいだ。表も裏も同じような見かけのムラサキシジミもこのあたりに入る。慣れれば感じで見分けることも難しくはないが、突き出した尾があるかないかを見れば簡単だ。飛ぶときはもちろん羽を開閉するが、写真を撮るには静止したときでないと難しい。涼しくなると温まるためか羽を開いてとまることが多くなるが、いまはだめだ。(2009/ 8/29)

 セスジナガカメムシ

セスジナガカメムシ カラムシの葉の表面に1cmほどの赤い細長い虫がいた。サシガメかナガカメムシかと思ったけれど、動き回ってなかなかはっきりと判別できない。写真を何とか撮ったが、じっとしてくれないのでうまく撮れていない。葉をつかんでいい角度で写そうとしたら飛び立ってしまった。ボケボケの写真だけれど、特徴のある模様なので何とか同定することができた。(2009/ 8/29)

 カメムシ幼生

カメムシ幼生 側溝にアカメガシワの実をつけた部分がたくさん落ちている。のぞいてみると赤い虫がうろついているのが見える。オオホシカメムシの幼生だ。しばらく雨が降っていないので完全に乾いた側溝の中は風も吹かず、カメラを固定することも容易だ。難点は少し暗いことだが、相手が動きさえしなければ遅いシャッター速度でもあまりぶれずに撮ることができる。
 そんなとき、積もった枯れ枝、枯葉の上にいたのがこのカメムシだ。幼生なので図鑑でもなかなかわからない。(2009/ 8/29) 

 ツクツクホウシ

ツクツクホウシ イノコズチの茎に止まっていて動かなかった。地表から30cmほどの高さのところだから、成虫になってすぐに死んでしまったのか、それとも寿命になって死んだのかはわからない。(2009/ 8/29)

 
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