くりはま花の国5月
くりはま花の国にて
2009/ 5/ 4
サビキコリ
なかなか渋い名前のコメツキムシ。たしかに見た目も渋いものね。コメツキムシもけっこうたくさんの種類があるものだ。スイバの葉のところにいた体長13mmのコメツキ。(2009/ 5/ 4)
ヒメカメノコハムシ
2回目の登場だ。前回は4月で月が変わったからいいだろう。きょうはカラムシの葉の上で元気に歩いていた。体長を測ろうとしたら得意の落下の術で逃げられた。脚や頭がわかるね。
ゴールデンウイークとはいえ、3日目ともなると1日目、2日目に見つけてしまったものがけっこうある。アカジマサシガメ、ニジュウヤホシテントウ、チャバネアオカメムシ、ジョウカイ、ラミーカミキリ、クサギカメムシ・・でも、きょうはハーブ園にも行ったからね。(2009/ 5/ 4)
ツマキヘリカメムシ
なかなか名前を見つけられなかった。実はしばらく前から何回も撮影した種類だ。図鑑の写真の色が暗くて同じものとは気づけなかった。
体長1cmもない小さなカメムシで、カラムシの茎に集団でいるので気になっていた。インターネットで他のサイトを見ていて気付き、図鑑で形と解説を確認した。ちゃんと載っていたのに見逃してしまっていた。(2009/ 5/ 4)
キイロクビナガハムシ
カラムシの藪の奥の方の草の上に虫が見えた。近づくときれいな赤。ハムシの仲間であることは形からわかる。これもはじめて見た虫だ。調べるとキイロクビナガハムシ。首長はわかるけれどどうして黄色なんだろう?(2009/ 5/ 4)
オオモンシロナガカメムシとクモ
クモはすべて肉食だ。オオモンシロナガカメムシは植物食だけど、大きさは1.5cmとけっこうある。それを捕らえて餌にする、というのはすごすぎる。(2009/ 5/ 4)
キチョウ
キチョウは直線的な輪郭を持ち、端正な形で色もはっきりしている。大きな蝶ではないけれど存在感がある。タンポポを吸蜜し、つぎにきたのがこのタビラコ。でも、花茎が長く花はその先端についているので蝶の重さでたわんでしまった。(2009/ 5/ 4)
キンバエ
ハエと言えば衛生害虫の代表だ。でも、太陽に照らされたときのこの光沢はきれいとしか言いようがない。大きな目も魅力的た。発達した2枚羽での運動能力もすばらしい。(2009/ 5/ 4)
ヤブキリ幼虫
キリギリスの幼虫だ。ノースポールの上にいた。タンポポにもいたり、いろいろなところにいる。食べ物に足をかけたりしてちょっと生意気な感じもあるけれど、かわいいと言えばかわいい。(2009/ 5/ 4)
ハナムグリ
花に潜るって言う名前なんだろう。体長12mmだった。マーガレットの花の真ん中にもぐりこんでいる。いろいろな花にもぐりこむ幸せな生活だ。(2009/ 5/ 4)
ベニシジミ
珍しい蝶ではないのだけれど、この蝶を見ると撮りたくなると言う人は多い。何といってもかわいい。模様は季節によって変わる。(2009/ 5/ 4)
アマガエル
両生類初登場だ。図鑑とか調べていないから正式名称かどうかは知らない。もっと近づいて大きく撮ろうとしたら、ぱっと飛びあがり、手足をいっぱいに開いて落下して行った。重力で落下することに恐怖はないようだ。(2009/ 5/ 4)
シャクトリムシ
シャクトリムシと言うのはシャクガの幼虫だ。フユシャクとかエダシャクとか言う名前のガになる。写真のシャクトリムシが何になるのかは知らないけれど、指を開いて長さを測るような動きをしていたからシャクトリムシでいいのだと思う。(2009/ 5/ 4)
コジャノメ
このあたりでジャノメチョウと言えばほとんどがヒメウラナミジャノメだ。そんな中で変わった感じのカラーリングだったらきっとコジャノメ。(2009/ 5/ 4)
ツマキチョウ♀
花の国でツマキチョウを目撃したのは3回目だ。1回目は写真を撮れるタイミングではなかった。2回目は撮れたもののぼけぼけだった。そして今回、ゴジラの広場に向けて登り始めた途中で白い蝶が遠目に見えた。
モンシロチョウのような力強い飛び方ではないので、ツマキチョウだと思った。近づいて模様が判別でき、雌であることがわかった。前の2回も雌だった。ツマキチョウの名のもとになっている雄の模様を見てみたいものだ。(2009/ 5/ 4)
ジャコウアゲハ
いまごろはジャコウアゲハがよく飛んでいる。このアゲハは少し小ぶりで飛び方も速くない。昆虫は鳥の餌食になるものだけれど、この蝶はまずいのだそうだ。翅にも胴体にもある、それを警告するための赤い標識が毒々しい。(2009/ 5/ 4)
キアシドクガのさなぎ
園路の崖になっているところには擬木の柵がめぐらされている。その上を、たくさんの毛虫が這い、気づいた人はびっくりしている。擬木はコンクリート製なのでもちろん食べたりすることはできない。毛虫は成虫になるための準備、蛹になるので場所を探しているのだ。
この写真を撮っているときに、若いお父さんと小学生に「これはなんですか?」と尋ねられた。「蛾の幼虫です。サナギもいます」と言うと、「なんて言う蛾ですか?」と問われ、「調べればすぐ分かります」と言ってしまった。
少し歩いて思い出したのだけれど、昨年も調べたのを思い出した。名前までちゃんと覚えていた。キアシドクガ、足先が黄色い蛾だ、ドクガとついているけれど毒はない。白い薄い翅で弱々しく飛ぶ。
毛虫もこれだけいるのだから、蛾ななるのも大量だ。ミズキの花はいま盛りだけれど、葉は痛々しいくらい蚕食されている。木の下には細かい花が落ちているだけではなく、幼虫の黒い糞もびっしりとあり、乾燥しているので上を歩くとベアリングがばらまかれているような感じで滑りそうだ。(2009/ 5/ 4)
アカヒゲヒラタコメツキ
県木の広場の登り口で葉の上に見かけた体長14mmの細身のコメツキムシだ。ちょっと暗いところだったのでピントが甘くなっている。それでも、大きな画面で見てみると、実際に見たときには分からなかった細かいことがわかったりする。たとえば、赤ひげ?触角が赤いということか、よく見れば確かにそんな感じだ。脚も赤みを帯びている。(2009/ 5/ 4)
ヒメウラナミジャノメ
蝶が羽を開いたとき見えるのが表だ。つまり、閉じたときに見えているのが裏。このジャノメチョウは翅を閉じたときに波状の模様がある。姫と言うのは同じようだけど小さい場合によく使う。ジャノメと言うのは蛇の目の模様と言うことだ。
蛇の目模様はみな同じに見えてしまうけど、図鑑で見ると大きさや位置などが違うことがわかる。つまりそれをみれば判別が簡単だ。
この蝶はここらにはたくさんいる蝶だ。(2009/ 5/ 4)