オシドリ

横須賀でも少数のオシドリが飛来してはいました。わたしも水辺公園で何回か遭遇したことがあります。でも、話に訊くオシドリの群というのはかなり遠方でしか見られないものと思っていました。

県内でもオシドリの群が来ているという話を初めて聞いたのは10日ほど前のことだと思います。話をしてくれた方に大体の場所はうかがい、これは行くほかないと思いました。仕事の関係で遅くなってしまいました。2週間もたったら別のところに行ってしまったかもしれません。それに、詳細はわからないのです。

初めに行ったところで出会ったカメラマンにここにはいないけれど、近くの調整池にいるという話を聞いた、と聞きました。その方も話を聞いただけで具体的な場所は知りませんでしたが、近くのそれに該当する場所をスマートフォンで探していってみることにしました。

すり鉢型の池の周りには柵がめぐらされ、中を見ると底には水がたまり池があります。周囲を葦の茂みが囲み、葦原の中には樹木も育っています。冬でもあり、葦原は枯れ、樹木もすっかり葉が落ちて枝だけです。

池には1羽のカイツブリだけが遊んでいるように見えました。こんなところにオシドリがいるのだろうか?と思いました。

そこにいたカメラマンに訊くとあっさりといるといいます。今もあそこに見えていると言います。たしかに少し白い色が見えます。双眼鏡で見ると1羽のオシドリ♂が見えました。昼過ぎでしたが、4時くらいには群れで出るから、と言います。それなら粘るほかありません。

少し遅めの昼食をとるために近くのスーパーに行きました。戻ってくると初めに池に来てから1時間ほど経過しています。少し待つと3羽のオシドリがパレードしてくれました。

それだけでもオシドリの群を見たことになるのですが、待てばもっとたくさんのオシドリが出てくるとなれば待つのみです。

すぐに続いて現れるのかと思いましたが、出てきた3羽もまた茂みに戻ってしまいただカイツブリが遊ぶだけになりました。

池についてから3時間後くらいにやっと動きが出てきました。やぶの中で動きが見え始め、それでも出てきません。

池についてから3時間後くらいにやっと動きが出てきました。やぶの中で動きが見え始め、それでも出てきませんでしたが、いさかいのような声も聞こえ始めました。

枝にとまっています

池についてから3時間ほどたちました。なかなか表には現れなかったオシドリたちもいよいよ出番が来たようです。

常時10羽ほどが常時10羽ほどが入れ替わりで表れ始めました。

出てき始めると羽をばたつかせたり、体をひねったり、潜ったりと落ち着きません。たぶん旅立ちの日が近づき体内でホルモンが放出し始めたのでしょう。

4時近くになるとだんだん落ち着いてきました。一斉に藪に引き上げていきます。

池にはオシドリは浮いていない状態ですが、やぶの枝には密集しています。カメラマンの方が夜には森に行き、朝に帰ってくるといっていました。

来季は50羽の群に会いに訪れるつもりです。

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