ツマキチョウに出会いたくてここのところ数回は澤山池に行っていました。
今年は桜の開花が早く、先週には満開になってしまったので春休みと重なったこともあり、普段は閑散としている澤山池に多くの人があふれたこともありました。
有効利用の観点からいうと望ましいことかもしれませんが、混雑を避けたために、たぶん1週間ほど前から出現していたツマキチョウに出会えないでいました。
きょうは天気が悪いという予報もあったので出かけないつもりだったのですが、日が差し始めたので行ってみました。
目的地に着いて、すぐに池を周回するつもりでした。でも、その前に駐車場から池の堤にあがったところにムラサキケマンの群落があるのを思い出し、いちおう確認することにしました。
まだ、朝も早いし気温が低いので期待できないな、と思って茂みを見ると、ムラサキケマンの花にはいませんでしたがその群落の中に生えているイネ科の植物の葉に何か止まっているのが見えました。
草がかぶっているのでなかなか姿をはっきりと見えません。ピントを合わせるのも難しいのですが、草の隙間から何ショットか撮ることができました。朝なのでまだ羽も濡れていて飛べないだろうと甘く見て全面の草を引き寄せるとさすがに逃げてしまいました。もう少し慎重にやらなければいけなかったと反省しきりです。
その後、池の周りを歩いていると白い蝶がかなり見えます。多くはスジグロシロチョウ、モンシロチョウなのですが、ごく稀にツマキチョウに遭遇します。白い蝶がたくさんいるのでその中から見つけるのが難しいのですが、ムラサキケマンの花に来ているものはツマキチョウの可能性が高いので、そこに注目していると見つけるのが少し楽になりました。
今回、かなりの数の個体に遭遇したのですが、すべて雄でした。何か見落としているのかもしれません。