月別アーカイブ: 2017年8月

ルリモンハナバチ

昼前に雨があがったので出かけます。日が出てきて気温は朝よりは上がってきています。

近場のはなの国に行くことにしました。午前中に降られたためでしょう、人出もまばらです。

入り口の池のところで青いハチを見たような気がしました。

一気に臨戦態勢です。花にとまりそうなのですがとまりません。じっと見ていましたが最後は止まっているシオカラトンボのそばに行き、追い払われてしまいました。

まったく姿が見えなくなったのでフラワートレインを撮り、正面の花壇にはめぼしいものがいないのを確認し、周辺部を見ました。

とくに収穫もないまま、また池に戻ります。

この花のあたりにいないかな、などと手元を見ると・・いました。花から花へと移るのですが、それほど活発に移動はしていません。

蝶などと違い体が小さいのでオートでピントを合わせるにはコツがいります。移動する、ピントが合わない、焦る、また、移動する、といった感じです。でも、何枚か撮ることができました。

数年前に出会い、撮ったことがあります。今年になってからは太田和で見かけ、はなの国でも見かけたのですが確証は持てていませんでした。

アブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミ

アブラゼミはたくさんいますが、ミンミンゼミの鳴き声は聞きますが姿を捉えることはなかなかできませんでした。

アブラゼミと比べて数も少ないのでしょうし、あまり低いところには止まらないのかもしれません。

昨日もアブラゼミは手で摑まえることができるのではないかと思うくらい低いところにもたくさんとまっていました。

桜の木が密集しているところでたぶんお花見シーズンには見事なのでしょう。桜の木は蝉も好きらしくて、木全体が鳴いているようでした。

とくに、シャワシャワシャワという感じの重い鳴き声があたりを覆います。ミンミンゼミの鳴き声はほとんど聞こえないくらいです。

日陰がうれしいほど暑い日でしたが、これほど鳴いているのに蝉の姿を捉えることがなかなかできませんでした。しっかりと写せれば同定の時に楽なのですが姿が見えないばかりではなく、やっと見つけても多くは逆光気味です。

少しだけ空いた時間での撮影だったので焦ります。何枚か撮ることができました。

ミンミンゼミはこどものころから知っているセミです。小さいころには手が届かない存在でしたがいまではそれほど遠いものではありません。

でも、クマゼミはいままではっきりと見たことはないのです。

母親は九州の出身なのでこどものころクマゼミの話をよくしてくれました。シャワシャワと鳴く、と聞いていました。

本物の声を聴いたことはないのですが、いま聞いている鳴き声はクマゼミなのだろうと思いました。

ミンミンゼミの画像と並べてみて明らかに違うがっちりした体形のセミだとわかりました。

図鑑では色合いが黒いのでクマゼミなのだろうとは知っていたのですが、本物を見たのはやはり初めてでした。できればこの夏中にしっかりと撮りたいと思います。

 

セミの脱皮

 

朝方はもう台風は福井にいるということでした。ここからはかなり遠いところに行っているはずなのに強風域が広くその範囲に入っています。皆さんのところも大きな被害が無ければいいのですが。

昨日の夕方は強い雨でした。今日の日中は風がありましたが日も射して蒸し暑い日でした。夕刻には雲が多く風がやみ、蒸し暑さは続いています。

この時期、この条件だときょうはセミの脱皮が見られらるはずです。

雨が降ったり風が強かったりする日は脱皮に向きませんから数日は出ていなかったはずです。

20時を過ぎてはなの国の入り口近くの神明公園を目指しました。簡単な遊具のある児童公園も付属した、散歩もできるくらいの広さのある広場です。広場の中と周囲にはケヤキ、桜などの大きな木が植えられています。公園の周りは工場や住宅があり、道に囲まれているので見通しもよく夜でも少し安心です。

20時過ぎに行くとたくさんのセミの幼虫が脱皮して成虫になっている最中でした。

オオキンカメムシ幼虫

オオキンカメムシは熱帯由来のカメムシのようです。

三浦半島では見つかっても以前は他の暖かいところから成虫が飛んできたもので定着はしていないと考えられていました。現在では、毎年見つかるので三浦半島でも発生し、冬も越していると思っていいと思います。

アブラギリの実を吸汁する幼虫を見つけました。

クサギカメムシ

今日も朝方は低温でした。霧のような雨も降ったりやんだりです。

午後からまた澤山池に行きました。澤山池に限らずこの辺りにはいろいろなところにミズキが生えています。

ミズキは大木になりますが、花の時期が終えて今はびっしりと実をつけ、その実が色づき始めています。クサギカメムシはカメムシらしいカメムシだと勝手に思っています。

クサギカメムシというのでクサギについていることが多いかと思いますが、わたしが見る限りではクサギにもつくのでしょうが他のいろいろなところでもよく見かけるカメムシです。

この写真はストローのような口吻を伸ばしてミズキの実に突き立て吸汁するところです。

ベッコウヒラタシデムシ

澤山池です。。ザリガニが異常発生したお話はしましたが、川の中ばかりではなく陸上を歩いているところもよく見かけます。澤山池に流入する小川に沿った踏み分け道を遡っていくときに踏みつぶされたを見ました。違和感を覚えたのでよく見るとザリガニの一部ではないところがあります。

シデムシでした。名前の通りにつぶれて死んだザリガニをあさっているのでしょう。でも、頭部が変です。ザリガニのつぶれた殻の一部になっているように見えました。

よく見るとそれは頭部が赤みを帯びたシデムシでした。図鑑では見たことがあるのですが、そんなものに遭遇することはあるのだろうか?と思っていたくらいの対象でした。

硬い翅の後部と羽から飛び出した尾が燐光を放つような感じの青みがかかっていました。

アオバハゴロモ

いろいろなところで見かける虫です。

つまり、食料にする対象が広いのです。植物の茎に口吻を突き立てて吸汁します。身を守ツすべは少なく、弱々しく見えます。

いろいろな動物の餌になりやすいということです。

クモ、ハチ、スズメなどが捉えて餌にするところを何回も見ています。

クサギ

とても涼しい朝でした。夜明け前、東の空の赤さは異様でした。この低温では虫も出てこないだろうと思い様子を見ることにしました。

昼過ぎには日も射し、気温も上がってきたので澤山池に行くことにしました。

池の下流側、流出口近くのクサギは上から見下ろすことができる位置にあります。

葉は青くそこに花が咲くと明るく見えます。

ホシハラビロヘリカメムシ

昨年はこの虫を見るとまたかと思うほどいました。今年はあまり見かけないので気になっていましたがやっと目につくようになってきました。

やはりクズの葉の上に多く見かけましたが、今回はカラムシの葉の上で見かけました。

背中に2つの黒い点が並んでいます。腹の部分が広く、縁のあるカメムシです。

 

マルカメムシ

カメムシの仲間の種類はとても多いです。それに気が付くといろいろな場所にいろいろなカメムシがいることがわかります。

マルカメムシは5mmほどの小さなカメムシです。クズなどの茎にびっしりとついていることが多いです。

小さいので気が付きにくいですが写真で見ると重厚な感じです。カラムシの葉の上にいました。鋸歯の大きさと比べるとかなり小さなことがわかります。

 

アメンボ

アメンボにもいろいろ種類はあるのですが、まだあまりよくわからないので、ただアメンボとしておきます。

よく見ると2頭いることがわかります。交尾しているところです。虫の大きさは性差があり、例外はあるのかもしれませんが、だいたいは雌が大きく雄が小さいと言ってよさそうです。

ずっと以前に、林の中で虫を撮っていた時に近くに飛んできたアメンボを見て体つきから初めて見るカメムシだと思いました。でも、どこかで見たことがあるようなと考えて、そうだ、アメンボだと思いいたったのです。

実は、アメンボもカメムシとは近い種類です。セミやハゴロモもそうです。共通点は針のような口吻を持ち、それを植物の茎や動物の体に突き立てて吸汁するところです。

そうやって見ると私たちの周りにはカメムシの仲間がけっこうたくさんいることがわかります。

ホシハラビロヘリカメムシの交尾

だいたいの虫の場合、雄と雌は尾でつながるので交尾と言います。トンボの場合にはつながってはいるものの尾と尾ではないことがはっきりわかります。

虫を撮っていると交尾しているシーンがよくあります。

動物の2大本能とされているのが食欲と性欲です。食欲は個体の維持のために必要なことですし、性欲は種の維持のために必要なことです。

卵から幼虫になり、成虫になります。もともと、成虫というのは子孫を残すための形態です。

だから、成虫を観察していると交尾しているところに出会うのは当たり前のことと言えます。

シオカラトンボ

澤山池から流れ出る川の下流に行ってみました。別の川からの流れとの合流するところに水辺に降りるところがありました。

広い階段状になっているので足場も安定しています。アメンボも近くに見ることができます。

変な飛び方をしているものが来ましたが、シオカラトンボでした。

色の違う個体がつながっているので雄と雌だということがわかります。連結したまま飛んでいましたがほどなく近くに降りました。

体色が青く、塩を吹いたようなのが雄でこれがシオカラトンボの名の由来です。体色が黄色がかっているのが雌で俗にムギワラトンボとも言います。あまりに見かけが違うので違う種類と思われたのかもしれません。

アカスジカメムシ

午前中は雨で撮影できる状況ではありませんでした。

午後も状況は良くはなかったのですがとりあえず出てみることにしました。霧のような雨が降ったりやんだりです。高校生なら傘はささずにいるでしょう。

三浦市の毘沙門海岸を見に行きました。

アカスジカメムシも以前に紹介していますが、やはり好きなので再度紹介します。ヤブジラミは完全に枯れているようですが、その枯れた実に成虫や幼虫がついています。種子興奮を突き刺して養分を吸っているのでしょう。

オオホシカメムシ

カナムグラの茂っている草むらで葉の間から見えました。

移動しているところでなかなかピントを合わすことができなかったのではっきりとわかる感じではありません。

いいのが取れたら再掲したいと思います。

少し赤味がかった感じのカメムシです。ヒメホシカメムシと比較して大きいということだと思いますが、ヒメホシカメムシはまだ紹介していないかもしれません。

ツヤマルシラホシカメムシ

先日、フタオビミドリカミキリを写した場所を見ると何か虫がいます。

ウシカメムシよりも一回り小さいカメムシです。

キツネノボタンの実の汁を吸っているようです。成虫と幼虫がいました。ほかにもセリの花の上に数匹の成虫がいます。