月別アーカイブ: 2014年6月

ヤツメカミキリ

ヤツメカミキリ

P1210664

 

P1210677

P1210677

久しぶりの武山だ。車のわだちのあるあまり整備されていない道だった。道の両側にも張り出すように植物が生えている。その葉の上にふつうにとまっていた。以前にも久里浜花の国のカラムシの上で見たことがある。そのときは片側の触角が半分ちぎれていたが今回のはそんなことはない。あまり動かないのをいいことに撮っていたがそのうちに落ちて逃げた。でも、舗装が荒れている道の上に見つけることができた。

オオキンカメムシ

P1210612

P1210612

 

 

オオキンカメムシ

P1210628

アブラギリの葉も大きく広がり、いよいよ夏めいてきた。

今年はもう数回オオキンカメムシ成虫を見ていた。越冬したものか、あるいは海を越えてきたものか。

この辺りのアブラギリは大木になっている。その梢に飛び回っているものが見えた。双眼鏡で確かめるとオオキンカメムシだ。高いために遠いけれども証拠写真を撮った。飛んでいるのは1頭ではなかった。複数が飛び回っているので頭数はかなりいそうだ。

けれども下の方にとまっている成虫がいた。アブラギリの上ではないけれど撮りやすいところで撮ってみた。

オオキンカメムシ-

DSCF8521

 

 

チャイロオオイシアブ

チャイロオオイシアブ

P1210534

ムシヒキアブと呼ばれる仲間のひとつだ。見た目がかなり獰猛に見える。名前の通り虫を狩る。

カラムシにいたラミーカミキリが軽やかに飛び立ったと思ったら、次の瞬間にはこのチャイロオオイシアブに抱え込まれていた。音もなく飛び、捕らえたラミーカミキリを抱え込み空中に静止していた。

オオイシアブよりは茶色の部分が広いようなのでチャイロオオイシアブとしたが、自信はない。

ドクダミ

ドクダミ

P1210515

あまり車も通らない、よく整備されていない脇道のアスファルト道路の脇にかたまって咲いていた。空もほの暗かったがもともと日の当たりにくい場所だった。

キバラルリクビボソハムシ

 

ルリクビボソハムシ

P1210477

はじめはルリクビボソハムシだと思った。ルリクビボソハムシは好きな虫だ。深い緑色で上翅には深い点列がある。でも、何頭も群れていたのが気になり、帰ってから調べてみるとルリクビボソハムシの食草はアザミだった。ツユクサを食草にしているのはキバラルリクビボソハムシだ。

点列をしっかり撮りたかったのでそれにばかり注意が向き、腹側からは一枚も撮っていなかった。でも、別の日に確かめたら腹側は確かに黄色だった。

ルリシジミの群れ

ルリシジミの群れ

P1210470

ルリシジミは石やアスファルトの道路の表面にとまったりする。見ればそこには鳥が糞を落としていたりする。かけているミネラル分などを補給する目的なのだろうか。

今回は大雨で流れができた道路に残された木の根の部分に群れたいた。近づいて飛び立つまで気が付かなかったので、本来はもっと多くとまっていたはずだ。この木の根の何がよかったのだろう。ほかのところにはいなかった。

ルリシジミの瑠璃の色

 

ルリシジミ

P1210457

このあたりではルリシジミをいつも見かける。でも、翅を開いてとまらないのであの澄んだ空のような青い色を見るのは飛んでいるときだけだ。でも、雌雄がクズの葉の上で寄り添い、翅をすり合わせるように上下に動かしていたので青い色を垣間見ることができた。

クモ

クモ

P1210449

主に昆虫、そして鳥、植物を撮っている。そんなときによく出会うのがクモだ。昆虫を撮っているので撮影対象としていないのだが、興味がないわけではない。そこまで手が回らない、というだけだ。それでも目立つクモなら撮りたくなる。クモの運動能力はとても高い。一般的にはクモの巣を作るイメージだが、巣を作らないで狩りをする者のほうがずっと多い。

このクモに惹かれたのは飛び出した目、毛むくじゃらの長い脚、とりわけ腹部の目立つ模様かな。

コガシラアワフキ

コガシラアワフキ

P1210426

泡なんか吹いていないのになぜアワフキなんだろう。いつもそう思っていた。今回いろいろと説明を見て、この写真を見ているうちにわかることがあった。

写真の虫の下にある水滴のようなものだ。これは、この虫の排せつ物でタンパク質を含んでいる。たまりたまっていくうちに大きな泡になり、虫を包み隠すのだ。アワフキムシはセミの仲間で植物に口吻を突き立て汁を吸うから餌を探すために移動する必要がない。移動しないのなら姿を少しでも隠し、外敵から見えないのが得策だ。

ヒメカメノコテントウ交尾

ヒメカメノコテントウ交尾

P1210400

ヒメカメノコテントウはナナホシテントウなどよりかなり小さく、植物の上をせわしなく動き回っている。つまり、被写体としてはかなり手を焼く存在だ。今回は交尾していたが、それにも関わらず動き回る。

ヒメカメノコテントウ

P1210420

交尾しているということは雌雄なのだが今回はかなり模様が違うもの同士だ。見かけがだいぶ違っていても同種だということだ。近くに交尾はしていないがやはり同種とみられる黒いものがいた。

ニイジマチビカミキリ

ニイジマチビカミキリ

P1210326

茎のところに小さな虫がいるのが見えた。念のためによく見ると5mmもないくらいの大きさの小さなカミキリだった。形と模様からすぐに見つかると思ったけれど、けっこう手こずった。

形からはトラカミキリの仲間のように見えた。図鑑ではヒシカミキリの模様少し違えばこうなるかもしれない、などと思った。Webで調べてニイジマチビカミキリだと確信した。図鑑を見ると載ってはいたのだが、黒ずんでいたので違う印象だった。