通りがかった電柱のてっぺんにトビが降り立った。何か獲物を持っているような気配があった。
どう見ても立派な猛禽だ。
そんなトビに1羽の烏が近づいてきた。どうも、「そこは俺の場所だからどきなよ」といった感じだ。しつこく迫るのでさすがのトビも応酬した。
いちどは逃げた烏だが執念深く近づいてきた。閉口したのかトビはけっきょくその場所を明け渡した。
通りがかった電柱のてっぺんにトビが降り立った。何か獲物を持っているような気配があった。
どう見ても立派な猛禽だ。
そんなトビに1羽の烏が近づいてきた。どうも、「そこは俺の場所だからどきなよ」といった感じだ。しつこく迫るのでさすがのトビも応酬した。
いちどは逃げた烏だが執念深く近づいてきた。閉口したのかトビはけっきょくその場所を明け渡した。
シジュウカラは木の枝の虫を食べたりしているが、アシなどの茎のところにも餌になる虫はいるようだ。かなり念入りにつつきまわっている。
池を眺めまわしても木の上とアシの茂みに2羽のコガモが見えるだけだった。
でも、少しするといきなり10羽ほどの集団が飛来して着水した。数えてみたらちょうど10羽いた。
木の上とは書いたが水面からそれほど高いところではない。
でも、カモは飛ぶこともできるし、もっとずっと高いところにでもとまることはできるはずだ。それに、水かきのついている足でも木の枝をつかめることがわかる。
やはり2羽並んだところの方が比較しやすいだろう。
並んだというほどには並んでいないのっだが。
題には「眠る」と付けた。でも、水に浮いているカモは見た目は眠っているように見えるが薄目を開けていたり、頭は翅の中に入れているけれど目はしっかり開いていたりする。
眠っている見かけはしていても水かきのついているアシはしっかり動いていてけっこう高速で移動していることもある。
アシの茂った薄暗がりではゆっくり休めているのだろうか。
できてから2年目になった近くの公園の池にもカモが来る。しばらく前からコガモがいていまはオナガガモがいちばん数が多い。
オナガガモのオスとメスは見分けが難しくない。
と、いうかいっしょにいるから雌雄だと思うけれど別々に見たら違う名を持つ鳥だと思うだろう。
ここのところ良く目立つのでつい撮ってしまう。
小さく密集して咲く花は純白で芳香がある。あれはこの種子を作るためのものだった。
ニッキと言った方がわかる人がいるかもしれない。少なくとも私はそうだ。
小学生のころ近くの子たちと藪や草原の中を歩き回ったものだ。農家の子もいてサラリーマンの子では知らないことを色々教えてくれた。木の根元を掘り、根を掘り出して折ってにおいをかがせてくれた。かじってみた記憶もうっすらとある。「ニッキの木だ」と言った。
よく見る木のようだが、似たものがたくさんある。葉脈が3本に分かれていてクスノキ科の特徴だそうだ。葉を揉むといい香りがする。風のないとき通りかかると木の下には香りが澱んでいるのがわかる。
大きな鳥が翅をひろげたような枝にびっしりと白い花を咲かせていたのはいつのことだったか。いまはまったく違う顔を見せている。
センニンソウの名はこの種子の様子からだという。
たしかに、仙人の白いあごひげに見えなくもない。
この辺りではアオキが自生している。
暗がりの中の赤い実に光が当たり浮かび上がる。
たんぽぽの近くに白いスイセンも咲いていた。もう、そんな時期だ。
もう11月も半ばで朝の気温は立派な冬なのに、風が弱い陽だまりは春を思わせる。セイヨウタンポポの花が茎をのばして咲き、期待していなかったムラサキツバメも姿を現した。
近くには種子を付けたたんぽぽの綿毛があった。
池にいたカモは、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロの3種。
あと、たぶん合鴨が何羽かいた。
いちばん数が多かったのはオナガガモだ。毎年初めに来ていると思う。
30羽ほどの群れだったが、もうオスだとはっきりわかる見かけだった。この2羽もつがいというわけではなく2羽のオスだが互いにけん制しあっていた。
久々の轡関。
クコの叢はあったけれど赤い実は見当たらなかった。あまりつかなかったのか、時期が遅いのか
溜池中央の島にはアオサギが群れていた。溜池の周辺の木にもアオサギが群れてとまっていた。こんなにたくさんのアオサギがいるのを見るのは初めてのような気がする。