カミキリムシ科」カテゴリーアーカイブ

フタオビミドリトラカミキリ

少し長い名前のカミキリムシです。でも、虫の名前は見た目でつけられている場合が多いので割と覚えやすいものです。

トラカミキリという種類になります。黄色味を帯びていて猫背な感じなので見ればトラカミキリとわかります。あとは模様の違いで最終的な名前を付けます。

今回のカミキリは2本の黒い筋がありますからフタオビとなります。トラカミキリは黄色の体に黒い筋なのでトラカミキリですが、ミドリなのはたぶん、鮮やかな黄色ではなくくすんだ感じだからなのでしょう。

見た目も立派で名前も立派なのですが体長は15mmほどで細身なので少し離れると目立ちません。

それに、身軽で見つけられたと思うと草の間に潜りこんだり、飛んだりとすぐに逃げてしまうことも多いです。

今回は澤山池でしたが、やはり潜り込まれ、次は飛ばれたものの近くだったのでなんとか撮ることができました。ちょこまか動き回られるとなかなか捉えるのが大変です。

ヨツスジトラカミキリ

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P1230275ヨツスジトラカミキリ-SP-2000w-t

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ヤブガラシの花の咲いている藪のあたりのカナムグラのところにいた。撮ろうとしたら後ろのほうに隠れてしまったのだが、しばらくしていいところに出てきてくれた。

 

ヤツメカミキリ

ヤツメカミキリ

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P1210677

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久しぶりの武山だ。車のわだちのあるあまり整備されていない道だった。道の両側にも張り出すように植物が生えている。その葉の上にふつうにとまっていた。以前にも久里浜花の国のカラムシの上で見たことがある。そのときは片側の触角が半分ちぎれていたが今回のはそんなことはない。あまり動かないのをいいことに撮っていたがそのうちに落ちて逃げた。でも、舗装が荒れている道の上に見つけることができた。

ニイジマチビカミキリ

ニイジマチビカミキリ

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茎のところに小さな虫がいるのが見えた。念のためによく見ると5mmもないくらいの大きさの小さなカミキリだった。形と模様からすぐに見つかると思ったけれど、けっこう手こずった。

形からはトラカミキリの仲間のように見えた。図鑑ではヒシカミキリの模様少し違えばこうなるかもしれない、などと思った。Webで調べてニイジマチビカミキリだと確信した。図鑑を見ると載ってはいたのだが、黒ずんでいたので違う印象だった。

ヤハズカミキリ

ヤハズカミキリ

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セイタカアワダチソウの葉だろうか。その上に何気なくいた。あまり見たことがないカミキリだ。模様の特徴からすぐわかると思ったが、手持ちの図鑑では確証が持てなかった。特徴は鞘羽の斜めになった模様だ。また、翅の先がスパッと切り取ったようにとがっている。

ネット上でいくつかを比較してヤハズカミキリとした。

キマダラカミキリ

キマダラカミキリ

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キマダラカミキリ

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草が茂っているところで見つけた。逃げ回るのでなかなかいいショットを撮れない。左側の触角が短いのは鳥にでも襲われたのだろう。

見たことのない模様のカミキリだった。目も飛び出しているように見える。メダカカミキリの仲間かと思って図鑑を繰ったがわからない。ネットでメダカカミキリの仲間を探していて行き当たった。図鑑にもちゃんと載っていた。

ヨツスジトラカミキリ

P1160638ヨツスジトラカミキリ-SP-s640w

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ヨツスジトラカミキリは見た目がハチに似ている。あえてハチに似せた警戒色や形を持つことによって外敵の目を欺くわけだ。動物の虎のような見かけだが肉食ではなくてここではヤブガラシの蜜をなめている。

ヨツスジトラカミキリの食餌

P1160199ヨツスジトラカミキリの食餌-s640w

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アベリアのやぶに絡みついたヘクソカズラの花に頭をすっぽりはめているヨツスジトラカミキリ。ヘクソカズラは壺のような形状だからそうなるわけだが、足場もそれほど良くないように見える。もしかして頭部だけで支えている?

まあ、餌をとることは命を持続するために大事なので見た目を気にしてはいられない。

ヨツスジトラカミキリ

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きれいだし大物の部類のカミキリでうれしい。

たしかに見た目は動物の虎の趣がある。色が黄色で黒い縞。これは警戒色だ。「危険・立入禁止」のロープと同じだ。虫の中では危険なハチに擬態したものとされている。たしかに一見しただけではハチに見えるかもしれない。