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ルリシジミ

ルリシジミによく似ているシジミチョウにヤマトシジミがいます。慣れないと区別が難しいのですが生態でも見分けることができます。ヤマトシジミはカタバミを食草としているので成虫でもその黄色い花が好きなようです。足元のカタバミの周りにいるのはヤマトシジミです。

ルリシジミは花ではなく木や葉に留まったりします。石にも留まります。石の上に鳥の糞の白い跡があったりしますが栄養分を摂取していると思われます。

外見ではヤマトシジミはやや暗く、ルリシジミは明るい印象です。上の2枚の写真は両方ともルリシジミの同じ個体です。下の画像では口吻がシダの表面に伸びています。表面の水分でも吸っているのかもしれません。羽を開けばルリシジミの内側の色は明るい空色であることがわかります。残念ながら今回は開いた時の場面は撮ることができませんでした。

スジグロシロチョウ

蝶が出始めました。カジイチゴが白い花を咲かせています。カジイチゴにスジグロシロチョウがとまりました。この辺りではモンシロチョウやスジグロシロチョウが多くみられます。見てわかりやすいのは翅の上の線がはっきりしていることと、翅の付け根あたりに黄色い着色が見られるところがモンシロチョウとの違うところです。

キタテハ

歩いていくとこんどは草の薄いところにキタテハが降りていました。やはり羽を広げて体を温めているようです。越冬した個体ということがはっきりわかるくらい翅が痛んでいます。

別の場所で下に降りた個体も撮りましたが、こちらは翅を閉じたところと開いたところを撮ることができました。

テングチョウ

気温が低かったので虫はあまり期待していませんでした。でも、春の植物が撮れるので満足していました。そんなとき目の前を横切って近くの草にとまった蝶がいました。見ればテングチョウです。

タテハチョウの仲間でたぶん越冬したものでしょう。日差しがあれば体が温まり動けるようになって出てきたのだと思います。低温なので動きは緩慢ですから飛び立たなければチャンスです。